駐車場の屋根で発電するソーラーカーポートは、雨よけと太陽光発電をまとめて導入できる設備です。ただし、「2台用でいくら」という表示だけでは、自宅で必要な総額は決まりません。本記事では実際の公式掲載価格を例に、工事・申請・維持費まで含めた予算の考え方を紹介します。
価格・制度の確認日:2026年9月18日。掲載価格は特定事業者の商品例であり、全国の平均相場ではありません。設置条件、工事範囲、見積時点によって金額は変わります。

目次
GCエナジーのソーラーカーポート「トモシエ」の公式商品ページでは、2台用について次の価格が掲載されています。タイプによって構造や仕様が異なるため、安い順だけで選ばず、柱の位置や駐車のしやすさ、設置条件を確認しましょう。
| 商品タイプ(2台用) | 公式掲載価格(税込) |
|---|---|
| Type S | 220万円〜 |
| Type H | 235万円〜 |
| Type W | 250万円〜 |
出典:トモシエ公式・商品ラインアップ。掲載価格を、あらゆる敷地の工事まで含む確定総額とは扱わないでください。含まれる機器・標準工事と、別途費用を見積書で分けることが大切です。蓄電池やV2Hを追加する場合も、それぞれの費用を確認します。
| 費用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| カーポート本体・太陽光設備 | パネル容量、架台、パワーコンディショナ、保証の範囲 |
| 基礎・土間工事 | 地盤、既存コンクリートの撤去と復旧、配管との干渉 |
| 電気工事 | 住宅までの配線距離、分電盤、接続・申請関連費 |
| 申請・設計 | 建築確認などの対応範囲と費用 |
| 既存設備の撤去 | 古いカーポートや物置の撤去・処分 |
| 追加設備 | 蓄電池、V2H、EV充電設備、照明など |
駐車場と分電盤が離れている、地中の配管を避ける必要がある、既存の土間を大きく壊すといった条件では、追加工事が必要になることがあります。「一式」の見積もりだけでなく、現地調査を踏まえた内訳と追加料金の発生条件を確認しましょう。
トモシエのType Hの公式ページでは、建築確認申請が必要と案内されています。自宅でどの手続きが必要かは、製品・敷地・地域条件を踏まえて施工事業者や自治体に確認してください。申請対応まで契約に含むか、設置可能な大きさや位置に制限があるかも重要です。
耐風圧・積雪条件が地域に合うこと、隣地への雨水や落雪に配慮すること、車のドアやトランクを開けられることも確認します。価格だけを優先してサイズを決めると、毎日の使い勝手に影響します。出典:トモシエ・Type H。
住宅の屋根に設置余地がある場合は、通常のカーポートと屋根置き太陽光を別々に導入する案も比較対象です。比較では太陽光の容量、想定発電量、工事範囲、保証期間をそろえます。屋根の方位・日陰・改修時期によっては、駐車場側の方が適することもあります。
自宅の屋根を使わずに発電面積を確保できる一方、駐車場に日陰が多い場合は十分な発電を見込めないことがあります。発電シミュレーションは年間合計だけでなく、周辺建物や樹木の影を反映しているかを確認しましょう。住宅の屋根に設置する場合の考え方は、住宅用太陽光発電の設置費用で紹介しています。
経済効果は、自宅で使って減らせる電気代と売電収入を分けて計算します。昼間に車が不在なら、EVへ直接充電できる電力量も限られます。蓄電池やV2Hを付ければ追加投資が必要で、充放電時の損失もあるため、発電量のすべてが利益になるわけではありません。
カーポートとして必要だった支出と、発電のために増える支出を分けて比較する方法もあります。ただし、通常のカーポートに使うはずだった予算を差し引く場合は、その比較条件を明示してください。借り入れを利用するなら利息・手数料を含む総支払額でも判断します。
発電設備に加え、柱や屋根、排水部分の状態も確認が必要です。機器保証、施工保証、雨漏りへの対応、災害時の補償は同じものではありません。パワーコンディショナの交換時に足場や作業スペースが必要か、修理受付窓口はどこかまで確認すると、長期の負担を把握しやすくなります。
今あるカーポートにパネルだけ追加できますか?
自己判断で載せることは避けてください。既存製品の荷重条件や保証、設計条件の確認が必要です。既存カーポートへの後付けを想定した製品か、施工可能かをメーカーと施工事業者に確認します。
停電中も必ず家全体で電気を使えますか?
発電しているだけで通常どおり使えるとは限りません。自立運転の方式、使用できる回路、出力、蓄電池の有無によって異なります。車の電池を家庭で使う設備については、V2Hの設置費用も参考にしてください。
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