2026年02月24日
日本では、学生の約2人に1人が奨学金を利用しているといわれています。一方で、高等教育にかかる学費総額に対して奨学金がカバーしている割合は全体の約1割と、諸外国と比べても、支援の規模が小さい状況です。制度の情報が必要な人に届いていないことや、奨学金制度が複雑であることなどが原因だと考えられています。
現在、国内には1万7,000種類を超える奨学金が存在しており、その中から自分に合った制度を見つけるのは簡単ではありません。
この記事では、給付型奨学金の最新情報をはじめ、よくある疑問への回答、さらに奨学金を利用できなかった場合の教育ローンの探し方までを整理して解説します。家計に合った選択をするための参考にしてください。
目次

奨学金には、卒業後に返済が必要な「貸与型」と、原則として返済が不要な「給付型」の2種類があります。
代表的な制度である日本学生支援機構の奨学金では、貸与型のみが中心でしたが、2017年から給付型が創設され、選択肢が広がっています。

2020年度に始まった「高等教育の修学支援新制度」は、給付型奨学金の支給に加え、授業料や入学金を減免する国の制度です。世帯収入の基準を満たし、学ぶ意欲が認められれば、成績のみで判断されることなく支援を受けられます。
当初は住民税非課税世帯が主な対象でしたが、制度は段階的に拡充されています。扶養する子どもが3人以上いる多子世帯への支援拡大に加え、学費が高額になりやすい私立の理工農系学部等に通う学生を対象に、中間所得層まで支援が広がりました。
国の制度は毎年見直されており、民間企業や大学独自の制度も含め、返済不要の給付型奨学金は着実に増えています。

奨学金は日本学生支援機構だけに限りません。たとえば、理系の女子学生や医療系の学生など、特定の分野で学ぶ人を対象とした制度があります。また、地方自治体が設ける地域限定の奨学金や、大学独自の奨学金も広がっています。
さらに、コロナ禍で一時的に縮小していた留学向け奨学金も、現在はコロナ前の水準まで回復しています。海外進学や留学を検討している場合は、早めに情報を調べ、自分に合った制度を探すことが重要です。

奨学金は現金給付だけではありません。近年は「奨学品」と呼ばれる、物品を支給する支援も広がっています。
たとえば、食料品としてお米を配布したり、女子学生向けに生理用品を支給したりする取り組みがあります。生活費の負担を直接軽減する支援として注目されています。

奨学金は、制度によっては複数を組み合わせて利用できる場合があります。返済不要の給付型奨学金は、日本学生支援機構の制度を利用しながら、民間団体や大学独自の奨学金をあわせて受給できるケースもあります。また、日本学生支援機構の給付型と貸与型を併用できる場合もあります。
ただし、すべての制度が併用可能というわけではありません。「他の奨学金との併用不可」としているものもあるため、必ず募集要項で条件を確認することが重要です。
なお、奨学金は学費にしか使えないと思われがちですが、多くの給付型奨学金は生活費にも充てることができます。利用条件や用途の制限を正しく理解し、自分に合った組み合わせを検討しましょう。

給付額の上限は制度によって異なります。日本学生支援機構の給付型奨学金では、大学生の場合、上限は月額12万円と定められています。ただし、世帯収入区分や自宅通学・自宅外通学といった条件によって支給額は変わります。
一方、民間団体や財団が実施する奨学金は内容がさらに多様です。毎月一定額が支給されるものもあれば、入学時にまとまった金額が一括で支給されるもの、年間の支給総額が決まっているものもあります。

奨学金の対象となる条件は制度ごとに異なりますが、共通して重視されるのは「学ぶ意欲」と「努力する姿勢」です。ここでは、採用の可能性を高めるポイントを3つ紹介します。
「申し込もうと思ったら締切が過ぎていた」というケースは少なくありません。奨学金の募集は春に集中する傾向がありますが、年間を通じて募集している制度もあります。日頃からこまめに情報を確認しておきましょう。
申請には、推薦書や住民票、所得証明書類などが必要になる場合があります。書類の取得や準備に1か月ほどかかることもあるため、余裕を持って動くことが大切です。
また、作文の提出が求められる場合は、特に時間をかけて取り組みましょう。「将来の目標」や「なぜ奨学金が必要なのか」を、自分の言葉で具体的に伝えることが評価につながります。丁寧に準備することが、採用への大きな一歩になります。
近年は生成AIを活用する人も増えていますが、そのまま提出するのではなく、自分の体験や考えを軸にまとめることが大切です。
奨学金は「人」に対する支援です。努力してきた経験や将来の目標を、自分の言葉で表現しましょう。AIは自分の考えを整理するための補助として活用し、最終的な文章は必ず自分で仕上げることをおすすめします。
奨学金は教育ローンとは異なり、複数に応募しても他の審査に影響することは基本的にありません。受けられる可能性がある制度には、積極的にエントリーして問題ありません。実際に20種類近く応募し、そのうち8種類に採用されたケースもあります。
不採用を気にする必要はないので、条件に当てはまるものはすべて応募するくらいの姿勢で臨むことが大切です。

奨学金だけでは希望通りの学費をまかなえない場合や、留年などで支給対象外になった場合は、銀行など民間金融機関の教育ローンを検討する方法があります。教育ローンは奨学金と異なり、原則として保護者が契約者となります。
借入額が大きくなるケースも多いため、金利や返済期間、総返済額を比較し、無理のない返済計画を立てることが重要です。なお、複数の金融機関へ同時に申し込みをすると信用情報に傷がつく可能性があります。闇雲に申し込むのではなく、事前に情報を整理し、計画的に進めましょう。
教育ローンを効率よく比較したい場合に活用できるのがクラウドローンです。自宅にいながら、提携する全国約40の金融機関へ一括で審査依頼ができるオンラインサービスで、必要事項を入力するだけで約3分で申し込みが完了します。
仮審査の段階では源泉徴収票などの書類提出は不要で、入力した情報をもとに審査が行われます。平日日中であれば最短およそ3時間で結果が分かり、通知はメールで届くため、営業電話がかかってくる心配もありません。
1回の申し込みで複数の条件を比較できるため、低金利を探して何社も個別に申し込む手間を省けます。近年は契約までオンラインで完結する教育ローンも多く、来店せずに24時間手続きを進められるのもメリットです。
進学費用の準備では、早めの情報収集と制度の正しい理解が欠かせません。奨学金には返済不要の給付型と、卒業後に返済が必要となる貸与型があります。とくに貸与型は学生本人が契約し、社会人になってから自ら返済していくものです。将来の収入や生活費を見据えて返済シミュレーションを行い、無理のない金額を選ぶ姿勢が大切です。
また、奨学金だけでは不足する場合には、保護者が教育ローンを利用する選択肢もあります。その際は、金利や返済期間などの条件を比較し、家計への負担を抑えられるものを選ぶことが重要です。クラウドローンを活用すれば、複数の金融機関を効率よく比較できるので、おすすめです。
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