ワーキングホリデーは、協定を結ぶ国・地域で休暇を過ごし、その滞在資金を補うための就労が認められる制度です。必要な予算は渡航先・滞在期間・通学の有無・為替で変わります。この記事では、渡航前後の支出と資金準備の注意点を解説します。
2026年9月9日更新。ビザ要件は各国政府の公式案内を参照。日本円の予算例は計算用の仮定であり、実勢相場や必要最低額を示すものではありません。
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「100万円あれば足りる」と一律には判断できません。ビザの資金証明とは別に、航空券・保険・学費・住居の初期費用と、仕事が決まらない期間の生活費を計算しましょう。例えば、航空券往復20万円、保険20万円、ビザなど10万円、学費30万円、初期費用10万円、家賃を含む生活費を月20万円×12カ月、予備費20万円と仮定すると、年間支出は350万円です。これは相場ではなく計算例です。実際の見積額に置き換え、未確定の現地収入を当てにせず、支払時期ごとの手元資金を確認してください。
ビザの申請方法・料金・募集枠は国によって異なります。オンライン申請が必要な国もあります。例えばニュージーランドの日本人向けワーキングホリデービザは、公式案内で申請費用がNZ$770から、生活資金がNZ$4,200以上とされています。帰国用航空券またはその購入資金は別途必要です。従来の「申請無料」という情報を使わず、申請直前に最新料金を確認しましょう。英国のYouth Mobility Schemeでは、申請料とは別に医療付加料も発生します。
航空券代は目的地・日程・荷物・変更条件によって異なります。片道と往復の総額を比較し、帰国日を変更する場合の差額や手数料も見積もりましょう。帰国便や帰国資金の証明要件は国ごとに確認が必要です。ビザ取得前に購入する場合は、不許可になった際の払い戻し条件も確認してください。
医療・救援費用などを補償する保険を、滞在期間とビザ条件に合わせて用意しましょう。ニュージーランドでは滞在期間中の医療保険が要件です。保険料は期間・年齢・補償内容などで変わるため、実際の見積もりを取得してください。就労中の事故、持病、歯科治療、賠償責任、帰国搬送が対象かも確認し、出発前に契約と必要書類の準備を済ませましょう。
通学する場合は、授業料に加えて入学金・教材費・試験料などを学校の見積書で確認します。通学は全員に必須ではなく、就学可能期間もビザによって異なります。例えばニュージーランドの日本人向けビザでは就学・研修は合計6カ月までです。料金だけで教育の質を決めつけず、授業内容・認定・返金条件・生活支援を比較しましょう。
渡航直後の宿泊先と、住居契約の保証金・前払い家賃などを準備します。ホームステイ・学生寮・シェアハウスで、食事・光熱費・交通費を含む総額を比較しましょう。ホームステイが必ず安いとは限りません。前払いした宿泊費は、その後の生活費の計算で二重に加算しないようにしてください。

渡航後の支出は、毎月の生活費・家賃と帰国費用に分けると整理できます。月額×滞在月数に、初期費用と予備費を加えるのが基本です。資金証明の最低額は滞在全体の必要予算を保証するものではありません。例えば英国では£2,530以上を連続28日間保有する要件などがあり、残高を証明する時期にも条件があります。
食費・交通費・通信費・光熱費・日用品を月ごとに見積もります。給与が高い地域でも、採用や勤務時間が保証されるわけではありません。仕事が見つからない期間と初回給与までの資金を確保し、帰国が必要になった場合の費用も残しましょう。「渡航前に仕事を決めることはできない」と一律にはいえません。就労条件は国の規則と個別のビザ条件を確認してください。
家賃は都市・立地・部屋の条件で大きく変わります。シェアハウスを検討する際も、個室か相部屋か、光熱費込みか、保証金の返金条件、最低契約期間を確認しましょう。学校やホームステイに前払いした期間の後も家賃が続くため、滞在全期間を通して予算化する必要があります。
復路を未購入の場合は帰国便の予算を別に確保します。往復購入済みでも、日程変更に伴う運賃差額・手数料が発生する場合があります。片道5万円などの固定額で判断せず、実際の経路と時期の運賃を確認してください。

収入は国・職種・語学力・勤務時間・採用時期によって異なり、生活費を必ず賄えるとは限りません。現地通貨の時給×勤務時間から、税金などを差し引いた手取り額で見積もりましょう。最低賃金、就労期間、同一雇用主で働ける期間などは渡航先の最新規則を確認してください。高収入をうたう勧誘だけで渡航を決めず、雇用条件を文書で確認することも大切です。

ワーキングホリデーにはまとまったお金が必要なことが分かりました。ここからは、少しでも予算を抑えるために、節約するための方法を紹介します。
航空券は複数の日程と航空会社で、荷物代を含む総額を比較しましょう。繁忙期を避けると安くなる場合がありますが、常に安いとは限りません。現地の季節雇用を検討する場合も、募集時期・勤務地・住居費を調べ、採用前の収入を確定資金に含めないようにしましょう。
国名だけで安さを判断せず、候補都市の家賃・交通費・求人条件を比較しましょう。郊外で家賃が下がっても、車や長距離移動が必要なら総支出が増える場合があります。渡航直前の現地価格と為替で予算を見直し、為替変動分の余裕を設けてください。

今すぐお金は用意できないけれど、ワーキングホリデーに行くチャンスを逃したくない、という方も多いでしょう。ワーキングホリデーに、奨学金やローンは使えるのでしょうか。
奨学金の対象は、ビザの名称だけでなく、学校・課程・就学期間・募集要項で決まります。例えばJASSOの海外留学向け奨学金には対象課程などの条件があります。語学学校に通えば必ず利用できるわけではありません。学校独自の支援も含め、対象ビザ、応募期限、支給時期、返済の要否を確認しましょう。
教育ローン・留学ローンを使えるかは、学校・修学期間・資金使途・申込者の条件によります。ワーキングホリデーの旅行費や生活費だけでは対象外となる場合があります。日本政策金融公庫の「国の教育ローン」も対象校や海外での修業年限などの条件があるため、渡航計画を示して確認してください。保護者が契約する場合、返済義務は契約者本人にあります。退職や海外転居の予定、必要書類、融資実行時期も申込前に金融機関へ伝えましょう。
雇用保険の基本手当は、就職する意思と能力があり、求職活動をしているなどの受給要件を満たす必要があります。すでに適正に受給したお金の使い道と、渡航中の受給資格は別の問題です。ワーキングホリデー中も継続受給できると考えず、出発前にハローワークへ相談してください。受給期間は原則として離職日の翌日から1年間であり、帰国後の手続きが可能かは残りの期間や個別事情によります。詳しくは基本手当の公式案内を確認しましょう。

不足額を借りる場合は、対象費用と融資条件を確認したうえで、現地収入が少ない場合でも返済できる計画を立てます。審査や書類確認に時間がかかるため、必要資金をすぐに用意できるとは限りません。元金据置も商品や条件によって異なり、利息の支払いが必要な場合があります。家族が契約する場合も負担がなくなるわけではないため、返済額と責任を共有して検討しましょう。
クラウドローンでは、登録した条件に応じた金融機関の提案を比較できます。教育・留学に利用できるかは、各商品の資金使途や申込条件を確認してください。提案や事前診断は融資の確約ではなく、金融機関による審査があります。海外滞在中の返済方法も確認し、金利だけでなく総返済額を比べましょう。
外務省によると、日本は2026年4月1日時点で32の国・地域とワーキングホリデー制度を導入しています。年齢・募集枠・資金要件は国ごとに異なるため、外務省の制度案内から各国の公式情報を確認しましょう。仕事が見つからない場合も想定し、生活費と帰国資金を確保して出発することが大切です。
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ワーキングホリデーは、国際的な経験を積みながら語学力を向上させる絶好の機会です。渡航前にはビザ申請料、航空券、海外留学保険、学費など、最低100万円の準備が必要ですが、これらの初期費用を賄うための資金調達方法として教育ローンや留学ローンが有効です。特に、クラウドローンを利用することで、低金利のローンを効率良く探すことが可能です。ワーキングホリデーをフルに楽しむためにも、適切な財務計画が重要です。