カーポートの設置費用は、本体の価格に、組立施工費と基礎などの工事費、搬入費、消費税を足した合計で考えます。メーカーが公表する参考価格は、工事費を含まない部材の価格です。ホームセンターが公表する価格は、商品価格と組立工事費、または標準工事費込みの価格です。
2026年10月11日時点で公表されているホームセンターの価格では、1台用の工事費込みの目安は、コメリの主な商品で最低約37万円から約44万円、カインズの標準工事費込みで約42万円です。2台用は、コメリの主な商品で最低約55万円から約100万円、カインズで約93万円でした。機種、サイズ、屋根材、積雪や風の対応で価格が大きく変わるため、同じ「カーポート」でも、数十万円から100万円超まで幅があります。
一方、メーカーの参考価格は、発表した年の価格です。この記事の表では、YKK APの2021〜2022年、三協アルミの2017年の価格は当時の価格で、現行の価格や見積もりの目安にはなりません。現在の費用の目安にするのは、ホームセンターの公表価格と、2025〜2026年に発表されたメーカー価格です。
この記事では、YKK AP、LIXIL、三協アルミのメーカー参考価格を発表年別に整理し、コメリリフォーム、カインズ・リフォームの公表価格を、1台用・2台用で比べます。価格は発表時点や仕様がそろっていないため、直接の優劣は付けられません。ここで示す金額は公表価格の範囲で、設置費用の市場平均や相場ではなく、相場として読む場合も条件つきの目安にとどまります。実際の費用は、現地調査にもとづく見積書で確認してください。
目次
メーカーのニュースリリースでは、参考価格に、消費税、現場搬入費、組立施工費などが含まれないと明記されています。YKK APの参考価格は、部材標準販売価格(税別)です。LIXILはメーカー希望小売価格(税込)で、工事費と運搬費は別途と書かれています。三協アルミの参考価格は、オプション、消費税、搬入費、組立費、取付費を含みません。
| 発表年 | メーカー・商品 | サイズ・仕様 | 参考価格(税の別) | 現在の目安にできるか |
|---|---|---|---|---|
| 2017年 | 三協アルミ スカイリード | 2台用(間口5,410mm×奥行5,000mm)、ポリカーボネート板 | 598,000円(税別) | できない(当時の価格) |
| 2021年 | YKK AP アリュースZ | 1台用相当(間口2,699mm×奥行5,052mm) | 282,800円(税別) | できない(当時の価格) |
| 2021年 | YKK AP アリュース ツインZ | 2台用サイズ(間口5,392mm×奥行5,052mm) | 549,100円(税別) | できない(当時の価格) |
| 2022年 | YKK AP ジーポート Pro | 柱4本(間口5,504mm×奥行5,450mm)、積雪100cm | 622,100円(税別) | できない(当時の価格) |
| 2025年 | LIXIL カーポートSW | 900タイプ・36-55、ロング柱335(折板屋根を含まない) | 814,044円(税込) | 水準の参考。工事費別 |
| 2025年 | LIXIL カーポートSC 3000タイプ | 48-50、H22 | 1,695,980円(税込) | 水準の参考。工事費別 |
| 2026年 | 三協アルミ スカイリード | 2台用と同サイズ、シルバーポリカーボネート板 | 964,200円(税別) | 水準の参考。工事費別 |
2017〜2022年の行は、各社のニュースリリース発表時点の価格で、その後の改定で現行の価格は変わっている可能性があります。YKK APのリリースにも、価格・仕様が変更になっている場合があるとの注記があります。LIXILの商品ページには、カーポートSWの1台用が471,300円からと表示されていますが、税込・税別の表示がないため、表には入れていません。発表年が違う価格を並べると、値上がりの影響で、安い高いを誤るため、年が違う行どうしの差額は求めません。同じ三協アルミのスカイリードでも、2017年の598,000円と2026年の964,200円は、屋根材と発表年が違い、差額を仕様の違いだけで説明することはできません。
同じ日に公表された価格では、商品による差を読み取れます。コメリの1台用は、カーポートSCが最低438,000円、アリュース1500が最低386,000円、ジーポートPro 3000タイプが最低368,000円で、商品によって最大約7万円の差があります。YKK APの2023年発表のリリースでは、アリュース1500タイプは積雪50cmに対応する仕様と案内されています。積雪や風への強さが価格に影響するため、住んでいる地域の積雪量に合う仕様を選ぶことが、費用を左右します。
コメリリフォームは、商品価格と組立工事費を税込で公表しています。組立工事費は「70,000円〜」のように「〜」が付いているため、合計は最低額です。カインズ・リフォームは、標準工事費込みの税込価格を示しています。カインズの表示にはセール価格が含まれます。標準工事の内訳(基礎、残土処理など)はページに示されていないため、見積もりで確かめてください。
| 商品 | 1台用(商品価格+組立工事費) | 2台用(商品価格+組立工事費) | 1台と2台の差 |
|---|---|---|---|
| コメリ カーポートSC | 368,000円+70,000円〜=438,000円〜 | 878,000円+124,000円〜=1,002,000円〜 | 約56.4万円 |
| コメリ アリュース1500 | 328,000円+58,000円〜=386,000円〜 | 618,000円+110,000円〜=728,000円〜 | 約34.2万円 |
| コメリ ジーポートPro 3000タイプ | 288,000円+80,000円〜=368,000円〜 | 448,000円+100,000円〜=548,000円〜 | 約18.0万円 |
| コメリ カーポートVR(特別価格) | 115,000円+42,000円〜=157,000円〜 | 248,000円+80,000円〜=328,000円〜 | 約17.1万円 |
| カインズ カーポートSC(セール・標準工事費込み) | 418,000円 | 928,000円 | 約51.0万円 |
同じ「カーポートSC」で、コメリの1台用は最低438,000円、カインズの標準工事費込みは418,000円で、約2万円の差です。2台用は、コメリが最低1,002,000円、カインズが928,000円で、約7.4万円の差になります。ただし、サイズ、柱、屋根材、セールの有無が違うため、この差だけで安い高いは決められません。LIXILのメーカー参考価格(カーポートSC 3000タイプで1,695,980円)と、コメリの2台用の商品価格(878,000円)が大きく違うのも、タイプや仕様が違うためと考えられます。コメリは、価格と工事費が地域で変わる一例であること、北海道や凍結地域では、基礎の凍上防止のため施工費が大きく変わることを注意書きにしています。土間工事、電気配線、大工工事、板金工事は、組立工事に含まれません。
総額を考えるときは、価格の発表年と、工事費が含まれるかを先にそろえます。ホームセンターの表は、2026年10月11日に公表されていた価格で、組立工事費を含みます。たとえば2台用でカーポートSCを選ぶと、コメリは最低1,002,000円、カインズは928,000円です。ここに基礎や残土処理が含まれるかは、見積書で確かめます。
メーカー参考価格は、税の別を直してから読みます。2026年発表の三協アルミのスカイリード(964,200円・税別)は、税率10%で約1,060,600円です。ここに、組立施工費、基礎工事費、搬入費が加わります。2017〜2022年の価格に今の施工費を足しても現在の総額にはならないため、この記事では、年の違う価格を組み合わせた総額は出しません。
| 見積書の項目 | 確認すること | 費用への影響 |
|---|---|---|
| 本体価格 | 型番、サイズ、屋根材、積雪・風圧の仕様、税込か税別か | 屋根材や耐雪で数十万円変わる |
| 組立施工費 | 標準工事の範囲に、基礎が含まれるか | 基礎の有無で合計が変わる |
| 搬入費・残土処理 | 現場への搬入、残土の処分費が別か | 別途請求される場合がある |
| 土間・電気・板金工事 | コンクリート打設、照明の配線など | コメリの組立工事には含まれない |
| 地域・設置条件 | 積雪、凍結、傾斜地、既存の舗装 | 施工費が大きく異なることがある |
1台用と2台用の判断も、費用に直結します。2台用は、柱の本数や基礎が増えるため、コメリの例では、1台用との差が約17万円から約56万円です。将来、2台目の車を買う予定があるなら、最初から2台用にするか、1台用の後に増設できるかを、販売店に聞いてください。ソーラー発電付きのカーポートは、ソーラーカーポートの費用の記事で扱っています。
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調査日:2026年10月11日。メーカーの参考価格は発表年の価格で、工事費を含みません。2017〜2022年発表の価格は現行の目安になりません。ホームセンターの価格はセールや特別価格を含み、仕様がそろっていません。実際の費用は現地調査にもとづく見積書で確認してください。
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