ペットショップやペット譲渡会で、かわいい子犬や子猫と目が合って運命を感じてしまった…なんてことはありませんか？ 一期一会は大切にしたいもの。でも、ペットを家族に迎えるには、その購入費や食費、衛生管理や健康維持、大型犬の場合はしつけ教室など、様々な費用がかかります。
ペットに関連する資金が必要になったときにサポートしてくれるのがペットローンです。ここでは、「どのような審査を受ける必要があるの？」「ペットローンはどんな時に使えるの？」などのペットローンに関する情報に加え、万が一審査に通らなかったときに使える支払い方法についてご紹介します。

ペットローンは審査なしでは利用できない

ペットローンは、ペットの購入費や医療費、しつけ教室、トリミングなど、ペットの飼育にかかわる出費の際に利用することができるローンです。ペットローンを利用するには、他のローン同様審査を通過する必要があります。

ペットローンには2種類ある

	銀行のペットローン	信販会社のペットローン
用途	ペット関連に幅広く使える	ペットの購入に限定
金利	低め	ペットショップにより異なる
審査	厳しい	比較的通りやすい
借入までにかかる期間	1週間程度	多くの場合即日

ペットローンには2種類あり、それぞれに利用用途や審査内容、金利が異なります。ひとつは銀行などの金融機関が提供するローン。もうひとつは、ペットショップと提携した信販会社が提供するローンです。では、それぞれのローンについて詳しく見ていきましょう。

銀行のペットローンは審査が厳しいが低金利

銀行が取り扱っているペットローンは、ペット購入資金の他に大切なペットが病気になってしまったときの医療費、ペット保険の保険料やしつけ教室代、トリミング代など、幅広い用途が設定されています。使用目的を限定しないフリーローンや信販系のペットローンと比較して、銀行のペットローンは金利が低く設定されていますが、その分審査は厳しくなります。

ペットローンを扱う銀行の中でも大手のスルガ銀行では、「どうぶつ医療ローン＜ヘルスケアプラン＞」「どうぶつ医療ローン＜高度医療プラン＞」「ペットローン＜オーナーズプラン＞」の3つのプランが用意されており、使用目的や利用限度額、金利を比べて選ぶことができます。
参考：スルガ銀行「ペットローン＆どうぶつ医療ローン」

信販会社のペットローンは手続きが簡単で審査は短時間

多くのペットショップでは、信販会社と提携して、ペットの購入費用を分割払いにすることができるペットローンを用意しています。ペット購入を決めたら、そのまま店舗で申し込み審査を受けることができます。早ければ1時間程度で審査の結果が出るところもありますので、その日に購入し連れて帰ることが可能です。

信販会社のペットローンは、銀行系のペットローンに比べて審査が通りやすい傾向にありますが、その分一般的に金利が高く設定されています。

ペットショップによっては、無金利のローンを用意しているところもあります。これらは店舗が金利を肩代わりしているので、利息金額を抑えるために返済期間が短く設定されていることが多く、毎月の負担額が高くなってしまうことがあるので注意が必要です。

動物病院でも、信販会社と提携してメディカルローンを用意しているところがあります。急な病気や高額な治療費が必要な時は、病院に相談してみるとよいでしょう。

ペットローンの審査内容とは

ペットは担保にすることができません。ペットローンは担保なしで利用する無担保ローンになるため、有担保ローンに比べて審査が厳しくなります。銀行、信販会社共にペットローンの審査基準は明らかにしていませんが、基本的には他のローン同様、支払い能力の有無が確認されます。では、具体的にどんな情報が審査されるのでしょうか。

ペットローンの審査基準①安定した返済が可能か

ペットローン審査では申込者の収入が安定しているかを確認します。以下項目に点数をつけ、収入の安定性を審査します。「収入が不規則なアルバイトより、固定の給料をもらっている正社員のほうが通過する可能性が高くなる」「勤続年数1年未満は審査が通りにくい」などの傾向が見られます。

• 年収
• 雇用形態
• 勤続年数
• 勤務先の規模

ペットローンの審査基準②収入に対して返済額が大きすぎないか

年収に占める年間返済額の割合を表す返済比率で、無理なく返済を続けることができるかを確認します。以下の計算方法で算出します。

返済比率（%）＝ 年間の返済額の合計 ÷ 年収 × 100

返済比率はローン審査において重要視される項目です。他のカードローンや自動車ローン、住宅ローンなどがある場合は合算して計算されます。 返済比率の上限は金融機関によって異なりますが、おおよそ35%以内が目安となります。

ペットローンの審査基準③信用情報に問題がないか

審査の際の重要項目に信用情報があります。信用情報とは、クレジットカードやローンの契約においての支払い状況、取引事実を登録した個人情報です。過去に返済の遅延、延滞、貸倒れなどがあると、審査の通過が難しくなります。

日本には3つの信用情報機関（信用情報を管理・提供する機関）があり、銀行や消費者金融、信販会社、リース会社、携帯電話会社などが加盟しています。金融機関がローンの申し込みを受けた際、信用情報を確認して審査を行います。

ペットローンの審査に落ちたらどうする？

ペットを迎えるにあたってまとまったお金が用意できず、ペットローンの審査にも落ちてしまった場合は「ペットの購入をあきらめる」「貯金を切り崩すなどして一括で購入する」「ほかの方法で資金を調達する」などの対応策が考えられます。

しかし、あきらめてしまうと二度とその子に巡り合うことはできません。また、大切なペットが病気になった時、お金が用意できないから治療をあきらめる、という訳にはいきません。貯金がなければ一括での購入も難しいでしょう。では、ペットローンの審査に落ちてしまった場合、どのような方法で資金を調達することができるでしょうか。

別のペットローン審査に申し込む

審査基準は金融機関ごとに異なります。一度審査に落ちてしまっても、別の金融機関に申し込んで通過する可能性もありますので、頭金の金額を増やすなどの対策をしつつ他の銀行や信販会社に申し込んでみる方法があります。

銀行のフリーローンを利用する

ペットローンの審査が通らなかったときは、用途が限定されないフリーローンを利用する方法があります。銀行によっては、ペットローンを通過しなかった場合に自動でフリーローンの審査が行われるところもあります。ペットローンに比べて金利がやや高くなりますが、審査が通りやすい傾向にあります。カードローンは、即日融資に対応しているところもあり便利ですが、フリーローンより更に金利が高くなります。

クレジットカードを利用する

ペットショップや動物病院は、クレジットカードの利用が可能なところも多く、限度額以内での分割払いやリボ払いを利用する方法があります。ただし、ペットローンより金利が高くなるので注意が必要です。

ペットローン審査が通りやすくなる対策

ペットローンを活用するにはローンの審査を通過することが必須条件です。低金利であるペットローンは、フリーローンに比べて審査が厳しい傾向にあります。ペットローンの審査を申し込む際は、ぜひ以下の対策を参考にしてみてください。

ペットローン審査対策①頭金を用意する

頭金を用意しなくても利用できるペットローンですが、ペット購入の際、可能な限り頭金を用意して借り入れの金額を下げることで、返済比率が下がり審査が通過しやすくなります。

ペットローン審査対策②転職直後の申し込みは避ける

ペットローンの審査では安定した収入を重要視するため、勤続年数が長いほど有利になります。勤続年数が1年未満は審査が通りにくいので、転職後すぐの申し込みは避けましょう。

ペットローン審査対策③複数の金融機関に仮審査を申し込む

ペットローンの審査基準は金融機関ごとに異なります。複数申し込むことができる仮審査の段階で、いくつかの金融機関に申し込みをしておけば、借りられるローンが見つかる可能性が高くなります。また、限度額や金利などの条件を比較して選ぶことができます。

クラウドローンはペットローンが仮審査をまとめて受けられる

希望する条件を登録するだけで、条件にあった複数の銀行からプランの提案を受け取ることができるクラウドローンなら、まとめて仮審査（事前審査）を受けることができます。さらに、ペットローンに限らずフリーローンも合わせて検討することができるので、より選択肢の幅が広がります。すべての手続きはオンラインで完結しますので、日中は忙しくて銀行に行くことができない、という方にもおすすめです。
フリーローンは使用用途を限定しないローンであり、もちろんペットの購入費用や飼育費用として活用することもできますので、合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

ペットローンは審査に通らないと利用できない

ペットローンは、他のローン同様審査を通過しないと利用することができません。高額の借り入れは審査の通過が難しくなります。また、ペットと共に暮らすには、購入費用の他にもエサ代やワクチン、健康診断の費用、トリミングなどのお手入れ、医療費、長期不在の際のペットホテル代など様々なコストがかかります。月々の飼育にかかる費用を考慮したうえで、余裕のある返済計画を立てましょう。

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POINT

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