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フリーランスでもカーローンは組める?審査通過のポイントや注意点を解説

カーローンなどの各種ローン商品は、一般的に「安定収入」がある人ほど有利に働くと考えられています。
そのため、フリーランスのように収入が一定でない・不安定な傾向がある人は、カーローンを組む際に不利になる場合があります。

しかし、すべてのフリーランスがカーローンを組めないわけではなく、所定の条件を満たしている場合は問題なくカーローンを組むことができます。
この記事では、フリーランスがカーローンを組む際の審査通過のポイントや、ローン商品を選ぶ際の注意点などについて解説します。

「フリーランス=カーローンNG」ではない!

大前提として、フリーランスであることが、カーローンを組む際に重大な障害となるわけではありません
そもそも、一口にフリーランスといっても、その人がどれだけ稼いでいるのか、どのくらいの年数活動しているのかによっても、ローンを組めるかどうかの判断が変わってきます。

ローンを組む際、金融機関などは「安定的に一定額の収入が得られているかどうか」をチェックします。
勤めていた会社を辞めてフリーランスになったばかりの頃は、駆け出しという立場上、収入が安定しない状況が続くことも十分考えられます。

しかし、数年間確定申告を続けていれば、それだけ仕事を続けられている・良いクライアントに恵まれているフリーランスと評価されやすいため、必然的にカーローンの審査も通りやすくなります。
組織に縛られない分、自分の頑張りがそのまま収入につながっていくため、着実に実績を積むことによって、最終的には年収8ケタ以上を安定して稼げるようになれば、高額のローンを組める可能性も十分あります

カーローンを組めるフリーランスの主な特徴

フリーランスであってもカーローンを組める人の多くは、金融機関やディーラーなどを説得できるだけの信用と実績・マネーリテラシーを備えています。
以下、カーローンをスムーズに組めるフリーランスの特徴について、主なものをいくつかご紹介します。

優良な信用情報を積み重ねている

カーローンを組むにあたり、審査時に契約希望者がお金を貸すに足りる人物かどうかを判断する際、信用情報は必ずチェックされるポイントの一つです。
具体的には、信用情報に傷がないかどうかをチェックされます。

信用情報に傷がない状態とは、これまでにクレジットカード・ローンなどの利用歴があって、それらを月々問題なく支払えている状態のことをいいます。
審査時は、フリーランスになる前の会社員時代についてもチェックされるため、その時期についても滞りなく支払いを行っている必要があります。

フリーランスになる前も含め、現在まで毎月問題なく支払いを続けている人・借りたお金をきちんと返している人は、信用情報に傷がないためカーローンの審査にも通りやすくなります。
逆に、少しでも支払いが遅れてしまった経験がある人は、その分ローン審査も不利になるでしょう。

フリーランスとして一定年数の実績がある

フリーランスは、独立してから一定年数の実績があると、独立間もない時期に比べてカーローンを組みやすくなります
金融機関などでは、カーローンを組むにあたり「3年分以上の確定申告書」を求められるケースが多いため、一般的には3年以上実績を積めばカーローンを組みやすいと考えてよいでしょう。

ローンを組むにあたり、確定申告書に書かれた情報の中で重視されるのは、売上(収入)ではなく「所得」の方です。
所得とは、年間の合計収入の中から必要経費を差し引いた額のことをいい、売上が多いからといって所得も多いとは限りません。

カーローンを問題なく組めているフリーランスの多くは、収入ではなく所得を増やすべく、経費削減も意識しているものと考えてよいでしょう。

他の借入額が多額でない

フリーランスとして仕事を進める中で、複数の借入・返済を行っている場合、その借入額が多額でないことも重要です。
カーローンを組む際は、これから契約するカーローンだけでなく、これまでに借りているお金も含め審査の対象となります。

事業を運営していると、借金をしなければならない場面に遭遇することは珍しくありませんが、借入額が大きくなるほど滞納のリスクも高まります。
そのため、計画的、かつ必要最小限の借入れにとどめているかどうかは、審査に通る上で重要なポイントです。

よって、カーローンの審査に通るフリーランスの多くは、そもそもカーローン以外の借金をしていない、または毎月計画的に返済できる額だけを借りているものと考えられます。

フリーランスがカーローンの審査を通す際のポイント

フリーランスの立場でカーローンの審査を通すためには、信用情報を良好に保ったり、借入れを計画的に行ったりして、借入元に自分が信頼できる人間(借りたお金をきちんと返せる人間)だと証明する必要があります。
その上で、より審査に通る確率を高めるためには、次のようなポイントを押さえることが大切です。

十分な頭金を用意する

カーローンの審査の難易度を下げる“王道”の方法としては、月々の返済額を少なくできるよう、十分な頭金を用意することがあげられます。
この方法は、フリーランスに限らず様々な職種で効果が期待でき、頭金はできるだけ多い方が審査に通りやすくなるものと考えてよいでしょう。

頭金としてまとまったお金を用意する際は、貯金を切り崩すことも想定しなければならないため、万一に備えていくら残しておく必要があるのか、よく考えた上で支払う額を決めましょう。
審査通過に有利になるよう頭金を支払う場合は、概ね「車両価格の2~3割」が頭金の目安になります。

なお、頭金を支払わない、いわゆる「フルローン」で組めるカーローンも存在しますが、その分審査の難易度も上がるため、フルローンを検討している人は注意が必要です。

節税はほどほどにする

フリーランスは、売上や経費の処理だけでなく、税金などの支払いも基本的に自分で行わなければなりません。
利益を残すためには、支払う税金の額を少なく抑える必要があり、その観点から経費の種類や節税に詳しくなる人も一定数存在しています。

確かに、節税を熱心に行うことは、無駄な出費を抑えて自分の身を助けることにつながります。
しかし、極端なまでに節税を意識すると、場合によっては所得が少なくなってしまうことも十分考えられます。

審査を行う側の目線で見ると、所得が少ないということは、すなわち「利益があまり残っていない」という解釈になりかねません。
つまり、所得が少ないフリーランスは、その分ローンの返済も難しいのではないかと判断されてしまうおそれがあるのです。

フリーランスとしてカーローンを組めるようになりたいなら、節税はほどほどに抑えつつ、一定額の所得を確保する意識を持ちましょう。
なお、税金や健康保険、年金の支払いを滞納しないことも、借入先の信頼を得る上で重要です。

将来を考えて地方銀行・信用金庫でローンを組む

個人事業主として開業届を出しているフリーランスの場合、将来的に仕事を手広く行おうと考えているなら、まずはカーローンを地方銀行・信用金庫で組むというのも一手です。
特に信用金庫は、地域の経済活性化というミッションを担う金融機関であることから、地方で事業を営んでいる個人事業主をサポートするスタンスのところが多く見られます。

最初に近所の信用金庫で口座を作っておき、そちらである程度ビジネス上の金銭のやり取りを行ってからカーローンを組むと、思いのほかスムーズにローンが組めることもあります。
金融機関の中でも、地方銀行や信用金庫は都市銀行に比べて審査のハードルが低い傾向にあり、金利もディーラーなどに比べて安く抑えられているため、できる限り活用して将来への布石を打っておきましょう。

フリーランスがカーローンを組む際の注意点

フリーランスが新たにカーローンを組む際は、借入先としてどのような選択肢があり、購入した車についてどのように経費処理すべきなのか、予備知識を頭に入れておくことが大切です。
以下、フリーランスがカーローンを組む際の、主な注意点について解説します。

カーローンの主な種類と特徴を押さえる

カーローンの種類は、大きく分けて次の3つに大別されます。

銀行ローン●主に金融機関が提供しているカーローン
●総じて金利が低い商品が多く、借入額の多さ・返済期間の長さなどが魅力だが、その分審査は厳しく手続きも多い傾向にある
●フリーランスの場合、まずは地方銀行・信用金庫と信頼関係を築くと、審査に通過しやすくなる可能性がある
ディーラーローン●主にカーディーラーが提供しているカーローン
●銀行ローンに比べて審査に通りやすく、手続きも比較的簡単だが、その分金利は高めに設定されていることが多い
●ローン完済まで、車の所有者はディーラーとなるため、全損事故に備えて車両保険に加入しておくなどの配慮が求められる
自社ローン●主に中古車販売店などで独自に提供されるローン(分割払い)
●審査において個人信用情報を閲覧しないケースが多く、過去の未払・滞納歴に関係なく利用できる可能性がある
●各種手数料・保証料が上乗せされるなど、月々の支払額が高くなるプランが多い

まずは、審査の難易度が高めの銀行ローンからチャレンジしてみて、徐々にディーラーローン、自社ローンへとシフトしてみるとよいでしょう。

経費処理についての知識を得る

カーローンを組んで車を購入しても、その金額を経費として計上するためには、正しい経費処理についての知識を得る必要があります。
仮に、ローンを組んで車を購入したとしても、その費用は一括で経費計上することができません

会計ルール上、車の耐用年数は普通自動車で6年、軽自動車で4年となっています。
その耐用年数に応じて、所定の割合で年度ごとに経費に計上しなければならず、これを減価償却(げんかしょうきゃく)といいます。

また、フリーランスの場合、仕事とプライベートで同じ車を利用することも珍しくありません。
そこで、自動車関連の経費を計上する際は、プライベートで使用した分は別々に計上する必要があり、こちらは家事按分(かじあんぶん)といいます。

上記のルールについてよく分からない人は、フリーランスの会計処理に詳しい税理士に相談することをおすすめします。

自分にとって有利なカーローンを探す

カーローンの大まかな種類について把握できても、実際にどのタイプのカーローンが自分にマッチするのか、イメージが湧かない人も多いかもしれません。
そのような人は、できるだけ自分にとって有利なカーローンを探すため、低金利ローンのマッチング&比較サービス「クラウドローンを利用してみましょう。

一般的に、ディーラーローンは信販会社・保証会社による融資をディーラーが仲介する形をとるため、金融機関が取り扱うカーローンよりも金利は高くなります。
しかし、全国各地の金融機関を比較してみると、金利が低く審査のハードルも比較的低い商品が見つかることがあります。

クラウドローンは、自分が契約したい条件をWeb上で登録することにより、希望の金額・金利・場所の条件を満たした金融機関から提案を受けられるサービスです。
少しでも返済の負担を軽くしつつ、お目当ての車を手に入れたい方におすすめです。

まとめ

フリーランスとして働いている人でも、安定収入・良好な信用情報・一定の実績があれば、カーローンを組むことは十分可能です。
審査をスムーズに通過するためには、十分な頭金を用意しつつ所得を確保し、将来を見据えて地方銀行や信用金庫を利用するとよいでしょう。

複数あるカーローンの種類・特徴について理解を深めておくと、自分の立場でどのローンを選ぶのが適切なのかイメージしやすいはずです。
金融機関で金利の安いカーローンを組むことにこだわるなら、クラウドローンを活用して条件の良い金融機関を探してみましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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