2024年07月23日
目次
軽自動車と普通自動車の違いを簡単にまとめると、軽自動車の規格を満たしている四輪自動車を軽自動車、それよりも排気量・サイズが大きい四輪自動車を普通自動車と区分することができます。
以下の規格に合致している車両は軽自動車となり、その規格を少しでも上回ると普通自動車となります。
また、軽自動車の乗車定員は4人以下となっており、こちらも5人以上が乗車可能な普通自動車とは異なります。
その他の違いとしては、次のようなものがあげられます。
軽自動車・普通自動車を比較検討する際は、規格・スペックの違いはもちろんのこと、維持費の違いにも意識を向けてみることをおすすめします。
軽自動車と普通自動車の維持費を比較するにあたり、もっとも分かりやすい違いが税金です。
軽自動車には軽自動車税がかかり、普通自動車には自動車税がかかります。
まず軽自動車税についてですが、こちらは2015年4月1日以降に新車登録された車が10,800円、2015年3月31日以前に新車登録された車が7,200円となっています。
これに対して普通自動車税は、排気量に応じて金額が変わり、軽自動車に近い排気量の「1.0リットル以下」の区分であっても25,000~29,500円の自動車税が発生し、排気量が増えればさらに増額されていきます。
車の所有者が任意で加入する「任意保険」の保険料は、選ぶ保険会社や補償内容・契約者の事故歴・車種などによって変わってきます。
しかし、同じ人が軽自動車・普通自動車を選んだケースで比較すると、軽自動車の方が任意保険料は安くなる傾向にあります。
理由の一つとして「事故を起こした際のリスク」があげられ、軽自動車は本体の重量が軽く、事故を起こしたとしても被害が大きくなりにくいと考えられており、それゆえに任意保険料が安い車が多いものと推察されます。
リサイクル料金とは、2005年1月から本格的にスタートした「自動車リサイクル制度」の一環として、自動車を持っている人が負担しなければならない料金のことです。
具体的には、自動車メーカー等による「シュレッダーダスト」・「エアバッグ類」・「フロン類」の適正処理に要する費用、自動車リサイクルシステムの運営に必要な費用を支払う形になります。
車種や装備の違いによって金額は変わりますが、軽自動車であれば概ね6,000~16,000円ほど、普通自動車は10,000~18,000円ほどの金額を想定しておく必要があります。
一概にはいえませんが、燃費の良い車を探そうとすると、車重や排気量の関係からコンパクトな車が選ばれやすい傾向にあります。
軽自動車は普通自動車よりもサイズが小さいため、スポーツモデルなど一部の例外を除いて、総じて燃費の面では優秀と考えてよいでしょう。
加えて、軽自動車にもハイブリッドモデルが登場しており、燃費性能も年々向上しています。
そのような燃費に配慮した車を選べば、さらにガソリン代を節約できるはずです。
自動車を新車で購入した場合、新車購入時から3年、その後は2年に1度の車検が義務付けられています。
車検の費用の内訳は、大きく基本料金と法定費用に分かれ、法定費用には自動車重量税・自賠責保険料などがあります。
基本料金は車検を通す工場などによって価格が異なりますが、総じて軽自動車は普通自動車よりも安い価格帯が設定されています。
また、法定費用の中で差が大きいのは自動車重量税で、自家用の軽自動車は年3,300円、普通自動車の場合は車両重量0.5トンごとに年4,100円がかかり、サイズが大きくなればなるほど法定費用も増えるため注意が必要です。
自家用車を購入する場合、先にあげた維持費以外にも、意外と無視できない維持費がいくつか存在します。
賃貸アパート・マンションの敷地内にある駐車場を借りる場合でも、出先で駐車場を探す場合でも、軽自動車は普通自動車に比べてコスト面で有利になります。
大家との交渉次第では、普通自動車でないことを理由に適当なスペースを借り、駐車場代を安く抑えることができるかもしれません。
都市部の場合、普通自動車では難しい場所でも軽自動車なら駐車OKのケースもあるため、遠方の駐車場を探さずに済めばガソリン代の節約につながります。
土地が限られている日本だからこそ、軽自動車のメリットは際立つはずです。
自宅に洗車スペースがある場合を除き、洗車をする際はコイン洗車場やドライブスルー洗車・手洗い洗車などのサービスを利用することになるでしょう。
これらのサービスのうち、手洗い洗車に関しては、車のサイズによって洗車代が異なります。
洗車メニューによっては、軽自動車区分と最大サイズ区分を比較した際、倍近い価格差が生じていることもあります。
こまめに洗車する習慣がある人ほど、洗車代の差は馬鹿にならないため、こちらも購入前に検討しておきたいところです。
車を現金で一括購入せず、マイカーローンを使って購入する場合、月々の支払いが維持費に含まれます。
こちらに関しては、普通自動車であっても軽自動車より安いケースは珍しくないため、どのような車を選ぶのかによって判断も変わってくるでしょう。
ただし、新車を購入するケースで比較検討する場合、軽自動車は普通自動車に比べて本体価格が安いケースが多く見られます。
用途がある程度イメージできていて、スペックにこだわりがない場合は、マイカーローンを組むケースにおいても軽自動車は有利になる可能性が高いといえます。
ここまでお伝えしてきた通り、軽自動車と普通自動車を比較した際、維持費の面では軽自動車が有利なことが分かってきました。
軽自動車は、そのコンパクトさが魅力の一つに数えられ、ハンドル操作も楽な車が多い傾向にあります。
狭い道路を走らなければならない、借りられる駐車場のスペースが限られているなどの事情がある場合は、軽自動車を選んだ方が使い勝手はよいでしょう。
逆に、大家族で出かける機会が多い場合や、キャンプなど趣味目的で車を選びたい場合などは、普通自動車の方が便利かもしれません。
運転のしやすさ以上に、ヒトやモノを乗せる機会を重視するのであれば、ミニバンや1BOXの方を選びたくなるはずです。
このように、車をどのような用途で利用するのかによって、様々な選択肢が生まれます。
車の価格や維持費以上のメリットを享受できると考えるのであれば、車種を問わず乗りたい車を選んだ方が満足度は高くなるものと考えられます。
警視庁の統計(令和4年度)のデータを見てみると、事故全体の死亡率としては軽自動車が0.4%、普通自動車が0.21%という結果が出ており、軽自動車の方がわずかに高くなっています。
軽自動車と普通自動車の安全性については、ドライバーの間で議論になることがあり、より安全性の高い車を選ぶという観点から、事故に備えるなら大きいサイズの車に乗った方がよいと考える人もいるでしょう。
その一方で、ブレーキの制動距離は車体の軽い軽自動車の方が短い傾向にあり、緊急時に危険を回避しやすいのは軽自動車という一面も否定できません。
これらの点を考慮すると、危険を未然に回避するなら軽自動車を、万一の事故に備えるなら普通自動車を選ぶのがよいといえるかもしれません。
普段の運転で、どのくらいの距離を運転するのかによっても、車の選び方は変わります。
軽自動車の場合は排気量が660ccと決まっているため、普通自動車に比べてどうしてもパワーは劣ります。
横風の影響を受けやすい車種も多いため、坂道をのぼる・高速道路をよく走る人は、普通自動車を選んだ方がスムーズに走れるでしょう。
逆に、買い物や子供の送迎など、基本的に街中での移動を中心に考えるなら、小回りの利く軽自動車がおすすめです。
旅行や遠出をする機会は多いものの、どちらかというとスピードを出して運転するのが苦手な人は、軽自動車を選んだ方が安心できます。
なお、高速道路を走る機会・街中で走る機会がほぼ同じくらいなら、力強い走りが期待できるターボエンジンを備えた軽自動車を選ぶのも一手です。
ここまで、軽自動車・普通自動車それぞれの違いに触れつつ、維持費や車の選び方についてご紹介してきました。
しかし、いずれの車種を選ぶ場合であっても、車は決して安い買い物ではありません。
車を現金一括で購入するか、それともマイカーローンを利用して購入するかについては、多くの人が悩むところでしょう。
近年では、サブスクリプションや残価設定ローンなど、新しい車の購入方法も登場しています。
いずれの方法を選ぶにせよ、月払いで車を購入した場合、それがもっとも高い維持費になることは疑いありません。
なぜなら、車は本体価格がもっとも高く、それを数年かけて分割して支払うことになるからです。
どのような方法を選ぶにせよ、今までの生活水準を下げなくて済むような方法で、必要な車を賢く購入するのが理想です。
しかし、車を買う際に利用するローンは、多くの人が信販会社・消費者金融系のものを利用しており、高金利のものがほとんどです。
そこでおすすめなのが、低金利で利用できる銀行ローンです。
銀行ローンの中でも、マイカーローンの金利は様々ですから、より低金利のものを選べばそれだけ支払時の負担も少なくなります。
クラウドローンを利用することで、自分に一番合った条件の銀行を選び、マイカーローンを申し込むことが可能になります。
選ぶ車種を問わず、維持費を少しでも安くしたいとお考えなら、クラウドローンをお試しください。
ボディサイズ・排気量が小さい軽自動車は、普通自動車に比べて維持費が安い傾向にあり、本体価格も普通自動車より安いものが多く見られます。
よって、維持費だけを優先して車を選ぶなら、軽自動車のメリットは大きいでしょう。
しかし、普通自動車を選ぶメリットもあるため、普段の用途や必要なスペックなどを考慮した上で、納得のいくものを選びたいところです。
欲しい車に予算が届かない場合は、クラウドローンで金利の低いローンを選ぶと、ランニングコストを減らすことにつながります。
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