2022年01月10日
まだ車を購入したことの無い方でも、購入費用を分割で検討しているなら、「ディーラーローン」や「マイカーローン」を聞いたことがある人がほとんどでしょう。
ただ、それを具体的に何が違うのか、それぞれのメリット・デメリットを知っている方はあまり居ないのではないでしょうか。
選択肢を誤ると実は損をしてしまうもしれないローンのことを、分かりやすく比較しながらご紹介します。
目次
自動車販売店(ディーラー)で車を購入するとき、販売員の方が提案してくるローン商品が、ディーラーローンです。特に中古車販売の場合では、クレジットカードと発行しているような信販会社が貸し手(厳密には立替)になっていることが多いです。
販売員の方は、基本的にはこの提携しているローンしか紹介しません。銀行マイカーローンについては、販売会社から取り次げない仕組みになっているので、自力で探す必要があります。
頭金以外の車体にローンを設定する方法です。支払い金額や返済回数を指定することが可能です。
ローンの契約によっては、一部繰上返済や早期一括返済もできます。
「残クレ」とも呼ばれている返済方法です。車両価格の一部をあらかじめ残価(数年後の下取り価格)として据置き、残りの金額を分割払いとすることで、月々の支払が軽減される支払方法です。
ローンの種類 | ディーラーローン | 銀行マイカーローン | 残価設定ローン |
---|---|---|---|
金利相場 | 比較体高い(4~10%程度) | 比較的低い(1%~4%程度) | 車種によって変動(2%~5%前後) |
審査時間 | その場ですぐ | 2~3営業日 | 即日~2,3営業日 |
設定対象 | 車体のみ | 車体+整備費や車検代など | 車体のみ 基本新車 |
所有権 | 信販会社またはディーラー | 購入者 | 信販会社またはディーラー |
申込みのタイミング | 車の購入と同時に | 事前の申込可能(1ヶ月前程度) | 車の購入と同時に |
まずは、ディーラーローンは金利手数料が高いことが利用するときには、注意しておきたいポイントです。
特に中古車でローンを組むときには、利用するときの与信審査に関わらず金利が最初から高いことが挙げられます。
一方で、金利が高い分そのリスクを取れる幅が広げられるため、一般的には銀行マイカーローンよりも審査が緩いとされています。
まずは、銀行マイカーローンで借りられるかを試してみてから、ダメだった場合にはディーラーローンを利用すると段階を踏んだ方が良いかもしれません。
また、ディーラーローンは車体のみに設定が可能なことに対して、銀行マイカーローンの場合には、車両関連の広い範囲で対応が可能です。
例えば、車体の改造費から、車検代、中には自動車学校の費用にまで対応していることが殆どです。
ディーラーローンを契約するときは、ほとんどのケースで所有権が信販会社またはディーラーに留保されます。
留保されて不便な点は、車を手放すときに発生します。
例えば、転勤などで車自体が不要になった時など、所有権が移転されていれば、たとえローンの返済中であっても車買取業者への売渡が可能です。
一方で、所有権が留保されていると、当然に処分することも出来なければ、完済と同時に名義変更も行う必要があり、手続きが煩雑です。
ディーラーローンも銀行マイカーローンも、当然ながら審査を通過しなければ利用できません。申込をする前にまず通過するためのポイントを押さえてきましょう。
融資審査では「安定的な収入が継続的にある人」が必要最低限となります。そこで勤続年数は長ければ長いほど有利になります。目安としては、1年以上勤務があることが望ましいです。
転職を検討している人は、先に必要のローンの借入れが済んでから、転職するようにすることがおすすめです。 また、逆を言うようですが、新卒の方もまだ収入を得ていない状態でも、内定が決まっていればローンを通過する可能性はあります。その場合には、内定通知書を提出することで、新年度が始まる前に審査を進めることも可能です。
「年収に比べて、高額な融資にならないのか返済に無理がないか」が、審査基準には求められます。マイカーローンのケースであれば、年収の等倍くらいまでは借りられるケースはあります。契約期間が最長10年までと長く、毎年の返済額がそこまで大きくならないことが理由です。
無職や専業主婦(夫)、年金受給者は概ね融資は難しいと言えます。
ちなみに、専業主婦(夫)の場合は、その配偶者に安定的な収入があっても、マイカーローンほど高額な融資を受ける場合には、対応できません。
また、フリーランスや個人事業主も、安定・継続的な収入があると見なされることは少ないため、特に銀行ローンの場合には難しいと言えます。
仕事で利用する場合には、事業者融資を利用することで、その借入から車を調達するのが良い選択であると言えます。
アルバイトやパートタイマーについては、たとえ正社員と同じ年収であっても、融資が断られてしまうケースも少なくありません。
融資審査基準で最も評価を付けられるポイントが滞納の有無です。
現在借り入れているものから、過去に完済したものも含めて、2ヶ月以上の滞納を行ってしまっている方は、ほぼ審査には通ることはありません。この状態だとカードローンやクレジットカード自体も作ることは難しいため、当然金利の低いマイカーローンの契約はほぼ難しいでしょう。
現在借入があるものについては、件数を少なくしておくことが望ましいです。
返済残高が少ないローンが複数残っている場合には、一つにまとめておき、さらには残りのローンの契約は解約しておければベターです。
最後に、最近注目を集めている「クラウドローン」をご紹介します。クラウドローンは、お金を借りたい個人と、お金を貸したい金融機関とのあいだをつなぐ、融資マッチングプラットフォームという金融サービスです。
例えば、個人ユーザーが「車を購入したいので、◯◯万円借り入れたい」と登録します。すると、そのリクエストに応えられる複数の金融機関から、ユーザーに直接提案が届きます。 ユーザーは、それらの提案を比較検討して1つに絞り込めたら、あとは審査を申し込み、ローンを組むという流れです。クラウドローンに登録しておけば、複数の金融機関から直接、ローンの提案を受けることができますので、手軽にマイカーローンの比較が一括でできます。
折角、節約して中古車を買う選択をしても、ローンが高いとその努力も水の泡になりかねません。
ローンも正しく選択することで、負担を小さくし、余剰となった分は、車に乗って家族旅行など家族サービスに充てられるのはいかがでしょうか。
「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決
クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。
詳しくはこちら
クラウドローンとは
“借りたい”を登録して
お得な提案を待つだけ
融資をしたい銀行から、直接プラン提案を受けることで、
資金を必要としている一人でも多くの人に、融資の機会を提供します。