2023年03月03日
どんな用途にでも自由に使えるフリーローン。まとまった出費で困ったときに、選択肢のひとつとして聞いたことがあるはずです。しかし、フリーローンの特徴や気になる金利、どの銀行でどのような商品が取り扱われているのかを詳しく知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、さまざまな銀行が取り扱う最新の低金利フリーローンを徹底比較。さらに、ほかのローンと違いを説明しながら、フリーローンの賢い選び方のポイントを伝授します。
目次
金融機関 | 金利 | 最大借入額 | 最大借入期間 |
---|---|---|---|
横浜銀行 | 年1.9~14.6%(固定) | 1,000万円 | 10年 |
福岡銀行 | 年5.8~14.0%(固定) | 500万円 | 15年 |
三井住友銀行 | 年5.975%(変動) | 300万円 | 10年 |
池田泉州銀行 | 年4.5~14.5%(固定) | 500万円 | 10年 |
愛知銀行 | 年5~13.0%(固定) | 1,000万円 | 10年 |
武蔵野銀行 | 年2.5~14.5%(固定) | 1,000万円 | 15年 |
十六銀行 | 年3.6〜14.6%(固定) | 1,000万円 | 10年 |
北日本銀行 | 年3.5~14.5%(固定) | 1,000万円 | 10年 |
中国銀行 | 年6.8~14.8%(固定) | 500万円 | 7年 |
多くの銀行が取り扱うフリーローンは、上限金利の相場が年14~15%と、カードローンに比べて金利の低い金融商品と言われています。最大借入額の幅は広く、300万、500万、1,000万円とさまざまですが、最大借入期間はどこも同じく10年もしくは15年が一般的です。
フリーローンは小さな金利の違いで、総返済額に大きな違いが生じます。だからこそ、フリーローンの仕組みや特徴を理解して、自分に合ったできるだけ低金利の商品を選ぶことが大切です。
フリーローンは、銀行などの金融機関が提供する個人向け目的別ローンのひとつです。マイカーローンや住宅ローンように用途が限定されず、事業性資金以外の目的であれば使いみちは原則自由なローンです。用途の確認はおこなわれますが、見積書などの用途確認書類が必要になるケースはあまり多くありません。
<フリーローンは一括借入>
同じく自由度の高いカードローンに比べて、フリーローンは低金利で借り入れられるのが特徴です。ただし、フリーローンの借入回数は1回のみ。最大借入額が比較的大きいため、まとまった資金が必要なときに役立ちます。また、カードローンのように借入残高が増えることがないので、計画的に返済をおこなえます。
フリーローン | カードローン | 目的別ローン | 多目的ローン | |
資金の使いみち | 原則自由 | 原則自由 | ローンの種類ごとに限定される | さまざまな用途に対応 |
借り入れ方法 | 一括借り入れ | 必要な都度借り入れ | 一括借り入れ(都度借り入れできるものもある) | 一括借り入れ |
金利 | やや高め | 高め | 低め | やや低め |
融資までの期間 | 数日~1・2週間 | 即日の場合が多い | 数日から数週間(目的により異なる) | 数日~1・2週間 |
銀行など金融機関が取り扱うローンの種類はさまざまです。それぞれの資金の使い道や借入方法など商品の仕組みや違いを比較して、自分に合ったローンを選ぶことが賢明です。
ここでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
同じ自由度の高いローンであっても、フリーローンとカードローンには大きな違いがあります。フリーローンの借入は契約時の1回のみであるのに対し、カードローンは審査によって定められた利用限度額内であれば、何度でも借り入れ可能です。また、カードローンは銀行以外にも、信販会社や消費者金融などで広く取り扱われています。ただし、カードローンはフリーローンに比べて金利が高めであるという点には注意しなければなりません。
<必要なときに必要な分だけ借りられる>
カードローンは審査も通りやすく、幅広い用途に対しその都度利用できる利便性の高さが特徴です。いくら必要かわからないときや急な出費などにも柔軟に対応できます。ただし、使い方を誤ると、返済額が把握できなくなる危険性があることも忘れてはいけません。
住宅ローンやマイカーローンのように、用途が限定された専用の目的別ローンもあります。用途によっては審査が厳しい傾向にありますが、用途が限られている分金利が低めに設定されているのが特徴です。また、目的別ローンは種類ごとに利用内容が異なります。教育ローンでは据置期間が設定できたり、団体信用生命保険がつくもの、担保を必要とするものなどもあります。
<用途が決まっているなら、目的別ローンがおすすめ>
ディーラーローンやデンタルローンなど、銀行の商品以外にも信販会社が取り扱う商品が多いところも目的別ローンの特徴です。資金が必要な用途に対応する目的ローンがある場合は、フリーローンよりも金利が低い目的別ローンを選ぶのが賢明な選択です。
銀行によっては、フリーローンとは別に多目的ローンを取り扱っていることがあります。多目的ローンとは、フリーローンと同じく事業性資金以外であれば自由に使えるローンです。目的別ローンの対象とはならない旅行や引っ越し、社会人学習に必要な教育資金など、金融機関が認めた使用目的が明確な資金に利用できます。
<用途確認書類の提出が必要>
多目的ローンとフリーローンのどちらも扱う金融機関では、多目的ローンの方が金利が低く設定されています。ただし、多目的ローンはフリーローンと異なり、利用目的の分かる見積書や契約書など使いみちが確認できる書類を提出する必要があります。つまり、用途確認書類が提出できない用途には、多目的ローンを利用することができません。
フリーローンは多くの金融機関で取り扱われているため、自分に合った商品を見つけるのは簡単なことではありません。そこで、ここではフリーローン選びの参考となる4つのポイントをご紹介します。
フリーローンにかかわらず、金額が大きく、期間の長い借入ほど金利の負担が大きくなり、1%の金利の違いが総返済額に大きな違いをもたらします。だからこそ、複数のフリーローンを比較して、より金利の低い商品を選ぶことが重要です。WEB申込割引やキャンペーンの利用も検討してみましょう。また、すでに住宅ローンや給与受取に利用している銀行では、優遇金利が適用される可能性があるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
<金利で比べるなら上限金利をチェック>
金融機関のホームページや店頭で表示されているフリーローンの金利は、下限金利と上限金利です。実際の適用金利は審査や借入額によって決まるため、まずは、それぞれの上限金利で比較すると良いでしょう。
フリーローンは、銀行によって店頭契約のみやWEB申込みOKなど申込方法が異なります。自分にとって申し込みやすいローンを選ぶと良いでしょう。平日に働いている方や忙しい方、銀行の窓口が開いている時間に行けない人は、WEBで契約を完結できるものを選ぶと借入までの手続きがスムーズにおこなえます。
反対に、窓口に相談してじっくり検討しながら申込みたいという方は、自宅から行きやすいところにある銀行を選ぶことをおすすめします。
冒頭の表を見ても分かるように、フリーローンの最大借入金額と最大借入期間は、銀行によって違います。 希望する借入金額が大きい場合は、最大借入額と借入期間を比べて選びましょう。ただし、借入金額は審査によって決まるため、必ずしも希望する全額を借り入れられるわけではありません。
フリーローンを、繰り上げ返済にかかる手数料で比べて選ぶのも良いでしょう。繰り上げ返済とは、余裕のあるときに毎月の返済額とは別に返済して元金を減らすことです。繰り上げ返済することで、利息負担の軽減や早期完済を実現します。
フリーローンの繰り上げ返済手数料は銀行によって異なり、無料のケースもあれば数千円かかることもあります。手数料が無料であれば小まめに繰り上げ返済しやすく、早期完済を目指せます。
突然のまとまった出費にも便利に使えるフリーローンですが、利用するにはいくつか注意しなければならないポイントがあります。ここではフリーローンの注意点を5つ挙げ、それぞれ詳しく説明していきます。
フリーローンは自由度の高いローンですが、だれでも利用できるわけではなく、審査に通過する必要があります。明確な審査基準は公表されておらず金融機関によって異なりますが、収入や年齢、勤務年数、登録された信用情報などから返済能力を判断します。
フリーローンはカードローンよりも金利が低い分、審査は厳しくなっています。つまり、安定した収入がない人やこれまでに滞納したことがある人は利用できない可能性があります。
フリーローンの借入は契約時の1回のみです。追加でお金が必要になった場合は、再度申し込みをして審査を受けなければなりません。ただし、借入額によっては追加融資が受けられないケースも見られます。
また、フリーローンの最大借入可能額は大きく、用途確認書類がなくても借り入れられるため、必要以上の借入になってしまわないよう注意する必要があります。
フリーローンは、カードローンのように即日借り入れはできません。提出した書類や信用情報をもとに審査がおこなわれるため、申込から借入までにかかる期間は1週間~10日程度かかります。
銀行のホームページや店頭で表示されているフリーローンの金利は、その商品の上限金利や下限金利です。複数の銀行のフリーローンを金利で比較するときは、まずは上限金利で比較しましょう。
実際の適用金利は、借入主の収入や資産、他のローンの借入状況や希望する借入金額を審査して決まります。金利の上限は利息制限法で定められ、元本の金額が大きいほど上限金利は低くなります。
低金利なフリーローンを見つけたとしても、利用できない可能性があるので注意が必要です。地方銀行や信用銀行が扱うフリーローンの場合、営業区域内に居住していることを申込み条件としていることが多くあります。
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フリーローンは自由な目的でお金を借りられる便利なローンです。しかし、どんな目的にも利用できる分、深く考えずに申し込んでしまいがちです。フリーローンは必ず、他にも利用できる専門のローンはないかを確認してから利用しましょう。
また、小さな金利の違いが総返済額に大きな影響を与えます。できるだけ低金利のフリーローンを選んで、計画的に利用しましょう。
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