2024年06月19日
エンジンの載せ替えは、愛車を長く使い続けるための一つの方法です。しかし、エンジンの載せ替えは車の修理の中で最も大掛かりな作業なので、費用の高さを知って修理すべきか、車を買い替えるべきか悩む方も多いでしょう。
この記事では、エンジンの載せ替えにはどれくらいの費用がかかるのか、メリットとデメリットは何か、さらに費用を抑えるための方法まで解説します。エンジン載せ替えに関する疑問や不安がある方はぜひ参考にしてください。
目次
エンジンの載せ替えとは、現在のエンジンを新しいエンジンに交換することです。これは、エンジン本体が故障した場合やエンジンの性能を向上させたい場合に行われます。エンジンの載せ替えは、乗用車のほか、バイクやトラックなどにも適用されます。
エンジンの載せ替えには、一般的に1週間から2週間ほどの時間がかかります。載せ替え自体の工程はさほど長くありませんが、燃圧・油圧・電装系のチェックや載せ替え後のテスト運転が必要になります。追加で部品が必要な場合は、さらに時間がかかることもあります。
エンジンの載せ替えにかかる費用は、車種やエンジンの種類、工場の料金体系によって異なりますが、国産乗用車では50万〜80万円ほどかかることが多いです。費用の内訳には、エンジン本体の価格、取り付け作業の工賃に加えて、その他の部品費用が含まれる場合もあります。以下に、車種別に新品のエンジンを載せ替える場合の費用目安をまとめました。
車種 | エンジン載せ替え費用 |
---|---|
乗用車 | 50~80万円 |
軽自動車 | 35~50万円 |
バイク | 8~15万円 |
小型トラック | 100万円以上 |
大型トラック | 200万円以上 |
乗用車のエンジン載せ替え費用は、高価格車や大型車になるほど工賃が高くなる傾向があります。一般的に、乗用車のエンジン載せ替え費用はエンジン本体が30~40万円、作業工賃が10~20万円で、合計50万円以上かかります。これは、国産車で現在と同型のエンジンを載せ替える場合の費用です。外国車の場合はパーツの取り寄せなどが必要になるため、さらに費用と時間がかかることがあります。軽自動車のエンジン載せ替え費用は35~50万円程度で、乗用車に比べて比較的安くなります。
バイクのエンジン載せ替えは、乗用車に比べて比較的安価で、8万〜15万円程度かかります。エンジンの排気量や年式によって費用が異なり、特に古いエンジンは希少価値があるため、費用が増すこともあります。自分で載せ替える場合、工賃を節約できますが、専用工具と技術や知識が必要で、初心者には難しい作業と言えるでしょう。
トラックのエンジン載せ替えは、大型車両であるため作業工賃が上がり、費用が高額になります。新しいエンジンを使用する場合、小型トラックでも100万円以上、大型トラックでは200万円以上かかることもあります。また、エンジン載せ替え期間中はトラックが使えず、運送業務ができないことによる損失も考慮する必要があります。
エンジンを載せ替えた車が車検に通るか疑問に思うかもしれません。結論としては、同型のエンジンを載せ替えた車なら、適切な手続きを行い基準を満たせば車検に通ります。
載せ替え後は、新しいエンジンの形式や仕様を運輸局に届け出る必要があります。また、排気ガスや騒音などの環境基準をクリアしなければなりません。改造内容によっては追加の検査が求められることもありますので、事前に確認し、必要な書類を準備しましょう。
エンジンの載せ替えには多くのメリットがあります。その一つは、愛着のある現在の車をそのまま使い続けられることです。年式が古い車でも、エンジンを載せ替えればパワー不足を解消して、引き続き快適な運転が楽しめます。また、エンジンの健康状態が良くなり、燃費が向上するなど、性能の回復や向上が期待できます。さらに、車を乗り換えるよりも費用が安く済む場合があり、カスタムやメンテナンスが施されたエンジンを選ぶことも可能です。
一方で、エンジンの載せ替えにはデメリットもあります。まず、費用が高額になることです。特に年式が古い車の場合、エンジンの載せ替えだけでは済まず、他の部品も劣化しているケースが多く、追加の修理費用が発生することがあります。そうなると中古車を購入した方が安く済む場合もあります。
そして、経年劣化によるエンジンの載せ替え費用は車両保険の対象外です。
ほかのデメリットとしては、エンジンの載せ替え作業期間に車を使用できなくなることが挙げられます。また、エンジンの性能を向上させるために同型ではないエンジンを載せ替えた場合、車検に通らないリスクもあります。エンジンの載せ替えは高度な技術が必要なため、対応できる業者が少なく、信頼できる業者を見つけるのに苦労することがあります。
エンジン載せ替えの費用を抑えるためには、載せ替えるエンジンを新品ではなく中古品やリビルト品を利用する、エンジンのオーバーホールを検討する方法もあります。
中古品のエンジンを載せ替える場合、工賃は変わりませんが、エンジン本体の価格を5万円程度にまで抑えることができます。中古品のエンジンは新品に比べて安価ですが、品質にばらつきがあります。分解しなければわからない部分に破損があったり、繰り返し故障するケースもあります。中古品のエンジンを検討するなら、信頼できる販売店から購入しましょう。
リビルトエンジンとは、使用済みエンジンを分解・清掃・再組み立てしたもので、新品同様の性能を持つエンジンのことです。このリビルド品は20万円程度から入手できるため、新品のエンジンを利用する場合に比べて10万円程度費用を抑えることが可能です。ただし、目当ての型式のリビルト品が必ずしも見つかるとは限りません。また、新品に比べてあくまでベースは中古品であることにも注意が必要です。
エンジンが故障した場合、載せ替え以外に「オーバーホール」という方法もあります。オーバーホールとは、故障したエンジンを解体・洗浄し、使えるパーツと使えないパーツに分けて再び組み直す作業です。これは、自分が使っているエンジンをリビルトするイメージです。
オーバーホールにかかる費用は30〜70万円ほど。エンジンの分解作業は高い技術が必要で、工程も多いため、作業日数もかかります。オーバーホールの所要時間はエンジン載せ替えよりも長く、1ヵ月程度かかることもあります。
エンジンの載せ替えには高額な費用がかかるため、一括での支払いが難しい場合もあります。そんなときは、ローンの利用も検討しましょう。ローンには種類があり、使用目的を限定しないフリーローンやカードローンも利用できますが、自動車ローンは車という具体的な担保があり、使用目的が限定されているため、一般的に金利が低い傾向があります。自動車ローンといえば、車の購入に使うイメージが強いですが、修理や車検にも使えるものも多いです。具体的な金利は、フリーローンで5~10%程度、自動車ローンなら2~5%程度と低めなので、金利負担を抑えたい方には自動車ローンがおすすめです。
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この記事では、エンジン載せ替えの概要、費用、メリット・デメリット、リスクについて詳しく解説しました。エンジンの載せ替えには費用や時間のリスクがありますが、車を買い替える場合も新車の費用がかかります。費用を抑えようとして安価な中古品エンジンと交換しても、後々トラブルに見舞われる可能性もあります。
エンジン載せ替え後も安心して長く乗り続けたい場合は、新品エンジンやメンテナンスが行き届いたリビルトエンジンを選び、エンジン以外にも必要な部品も交換してしっかりリフレッシュすることが大切です。自分の状況に応じて慎重に検討しましょう。
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