2024年03月14日
今すぐまとまったお金が用意できなくても、自動車を手に入れることができる便利な自動車ローン。ただし、ローンは誰でも好きな金額を借りられるわけではなく、審査を受けて通った金額の融資を受けることができる仕組みです。現在の自分がいくらのローンを組めるのかを事前に把握しておかないと、自動車購入の予算も決められません。そんな時に便利なのが自動車ローンの事前審査です。今回は、自動車ローンの事前審査について詳しく説明していきます。
目次
事前審査 | 本審査 | |
---|---|---|
書類の提出 | 申告のみで提出は不要 | 運転免許証や見積書、源泉徴収票などの提出が必要 |
必要日数 | 当日中~7営業日程度 | 銀行系ローンの場合1~2週間程度 |
信用情報の確認 | マイカーローンの種類や取り扱う会社により異なる | あり |
信用情報の履歴登録 | 審査を受けた履歴は残るが、結果までは残らない | 審査結果も登録される |
自動車ローンに関する審査には、簡易的な事前審査と実際の貸付が決定する本審査の2種類があります。この二つの審査は具体的にどう違うのでしょうか。
自動車ローンの事前審査は、仮審査とも呼ばれ、正式な審査である本審査の前に行われる任意の審査です。申し込み者の雇用状況や借入状況などの基本的な情報を元に簡単な審査が行われます。必要な書類はありませんし、最近ではインターネットで手続きできる場合がほとんどです。審査にかかる時間も短く、最短で当日、遅くとも7営業日程度で結果が出ます。車の購入に向けて借入可能な金額や金利などを事前に知ることができる有効な手段です。事前審査は複数の会社に申し込むことも可能ですし、受けなくても問題ありません。
自動車ローンの利用に際して通過する必要があるのは本審査です。仮審査では提出書類が不要でしたが、本審査では本人確認書類や収入証明書などの書類が必要になります。信用情報の照会や過去の事故履歴も確認されるため、結果が出るまで1〜2週間程度かかることが一般的です。本審査に通過すれば、借入可能な金額と金利も確定し、実際に自動車ローンを利用することが可能になります。
ここからは、自動車ローンの事前審査を経てから本審査に進み、車の購入契約に至るまでの流れを詳しくみていきましょう。
ローンを利用して自動車を購入したい場合、まずは希望する借入額や借入期間を決めて、事前審査に申し込みます。書類の提出は不要ですが、住所や氏名、年収、勤務先、勤続年数、他社での借り入れ状況などを正確に申告して申し込みます。
事前審査では、利用者が申告した年収や職業、勤続年数などの情報を基に、コンピューターが貸し付け可能かどうかを判断します。申し込み者の返済能力や無理のない返済プランが重要なポイントです。事前審査の結果が出たら、どの金融機関で借り入れをするかを決定し、事前審査の有効期間内に本審査に申し込みます。
車の売買契約を結んだら、本審査へ申し込みます。本審査の申し込みでは、以下の書類の提出が求められるケースが多いです。
上記以外にも、保証人を立てる場合などは追加で書類が必要になる場合もあります。
書類は直接提出または郵送するほか、オンラインで完結可能なローンの場合はWEB上でアップロードをして提出もできます。
本審査では、提出された書類と申告内容を照らし合わせてチェックし、勤務実態を確かめるために職場へ電話して在籍確認も行います。そのため審査には時間がかかり、結果が出るまでには1〜2週間程度かかります。過去に自己破産や強制解約などの金融事故があり、信用情報に問題があると判断されると本審査を通るのが難しくなります。本審査では、審査を受けた履歴だけでなく審査結果も登録されるので注意が必要です。
本審査が通れば、車の購入契約を行います。契約成立後に、借入金額や金利、返済スケジュールが記載されたローン契約書が作成されます。口座開設が必要なので、事前に準備しておきましょう。契約が完了すると、借入金が指定の銀行口座に振り込まれ、同時に販売店へ購入代金が支払われます。ローン返済期間が始まると、毎月指定口座から返済金が引き落とされていきます。
自動車ローンの事前審査は、必ず受ける必要があるものではありません。また、事前審査に通過したからといって、本審査も必ずしも通過する保証はありません。では、事前審査を受けるメリットは何でしょうか。
事前審査に申し込む段階では、車の見積書を提出する必要がないため、購入する車が決まっていなくても大丈夫です。購入する車を迷っている段階で、いくらなら借りられるかを知ることで予算が決まり、最終的な購入車の決定に役立てることができます。
「信用情報」とは、クレジットカードの支払いやローンの借り入れなど、個人の金銭取引をまとめたものです。ローンの審査に何度も落ちた記録があれば、今後ほかのローンの審査に悪影響を与えかねません。
本審査を申し込むと、審査を受けた履歴だけでなく審査結果も登録されます。これに対し、事前審査だけでは審査を受けた履歴だけが残り、審査結果が信用情報の履歴に残らないのも大きなメリットです。また事前審査を複数回受けても、同時に複数の金融機関に申し込んでも、本審査には影響ありません。
審査結果が登録されてしまう本審査は、基本的には1つの金融機関や信販会社にしか申し込みをしませんが、事前審査は複数回受けても問題ないことは説明しました。ですから、事前審査を複数申し込んで、その結果を比較すれば最も条件の良いローンを選ぶことができます。審査の基準は提供会社によって異なるため、もし審査に通過するか自信がない場合は、あらかじめ3〜5社程度の事前審査に申し込みをしておくのもおすすめです。
事前審査の申告内容は提供会社によって異なりますが、一般的には以下のような項目が含まれます。
返済期間が長い自動車ローンは、途中で支払いが滞らないよう、安定した収入のほか、勤務先や勤続年数も重視されます。自営業やアルバイトの場合、正社員に比べ収入が不安定なため、金額に制限が出たり、保証人を求められることもあります。また、収入が多くても他社からの借り入れが多いと、返済が困難になる可能性があるため、完済可能なものは先に完済してから申し込むことをおすすめします。
事前審査に通過した段階で本審査に落ちる可能性は低いものの、まれに事前審査通過後に本審査で落ちてしまうケースも発生します。ここでは、事前審査通過後に本審査に落ちるのはどのような場合なのか見ていきましょう。
本審査では提出された書類との整合性が確認されます。したがって、虚偽の情報が発覚すると審査に通過しません。誤った情報が含まれていた場合も同様に影響を及ぼす可能性がありますので、情報提供は慎重に行いましょう。
本審査では、勤務先に在籍確認の電話が入ることがあります。もし在籍確認が取れない場合は審査に通過できないので、退職した場合は事前に金融機関に連絡することが必要です。
事前審査では信用情報の確認がないため、本審査で問題が見つかると不合格になります。
短期間に複数の申し込みをすると、信用情報に記録が残り、不利になることがあります。事前審査の結果から自分に合った自動車ローンを1つに絞り込んでから申し込みましょう。
事前審査を複数受けるには、それぞれの会社に個別に申し込む必要があるので手間がかかります。さらに、申し込んだ数だけ信用情報機関に審査を受けた記録が残ってしまうデメリットがありました。
しかし、「クラウドローン」を利用すれば、クラウドローンが提携している保証会社が事前審査を行い、その情報をもとに融資可能な複数の銀行から直接プランの提案を受けることができます。つまり、申し込みが1回で済むため時間と労力を節約できるだけでなく、事前審査の記録もシンプルに残すことができるのです。複数届いた提案のなかから自分に最適のローンを選べます。また、クラウドローンでは事前審査の結果が当日または翌営業日に分かるスピード感も見逃せません。
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自動車ローンの事前審査について説明してきました。重要なのは、いきなり本審査に申し込むのではなく、複数のローン会社で事前審査を受けてみることです。その結果を比較することで、自分が借入可能な最もお得なローンを選択しましょう。自動車ローンを検討するなら、手軽に申し込めて本審査にも影響を与えない事前審査を積極的に活用することをおすすめします。
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自動車ローンの事前審査は、自動車購入計画の有力なスタートポイントです。この段階で、事前に自身の借入能力を確認できるため、購入計画を現実的なものにできます。事前審査は提出書類が少なく、結果も早く得られるため、購入希望者はスムーズに資金計画を立てることが可能です。このような事前審査の機能を利用することで、実際の購入プロセスがずっと効率的で予測可能になります。