2022年04月22日
マイカーローンの審査が不安なときは、本審査の前に仮審査を受けると通過の目安を確認できます。この記事では、マイカーローンの仮審査と本審査の違いや、仮審査から契約までの流れ、仮審査に落ちたときの対策などを解説。仮審査のメリット・デメリットや信用情報の履歴の取り扱いなども説明しています。
目次
マイカーローンの仮審査とは本審査の前におこなう簡易的な審査で、事前審査とも呼ばれます。あくまで簡易的な審査のため、仮審査に通っても本審査では落ちることも。このため、ローンを組めるかどうかの目安として利用します。
仮審査を受ける前に本審査との違いを知っておきましょう。
まずは、仮審査と本審査の違いを表でご覧ください。
仮審査 | 本審査 | |
書類の提出 | 申告のみで提出は不要 | 運転免許証や見積書、源泉徴収票などの提出が必要 |
必要日数 | 当日中~7営業日程度 | 銀行系ローンの場合1~2週間程度 |
信用情報の確認 | マイカーローンの種類や取り扱う会社により異なる | あり |
信用情報の履歴登録 | 審査を受けた履歴は残るが、結果までは残らない | 審査結果も登録される |
ここからは、仮審査と本審査の違いを項目ごとに説明していきます。
仮審査は申告した情報を元に審査するため、書類の提出は不要です。また、Webなどで簡単に申し込めることが多いです。
本審査では申告内容と照らし合わせて確認するため、本人確認書類など複数の書類の提出が必要です。
仮審査では、最短で当日中~遅くとも7営業日程度と、比較的短期間で結果が出ます。年収や勤続年数などの申告内容をもとにコンピューターが点数化して貸し付け可能か判断するため、短期間での回答が可能です。
本審査は、長い場合2週間程度かかる場合もあります。提出された書類と申告内容を照らし合わせてチェックしたり、勤務実態を確かめるために電話で在籍確認するなど、審査に人の手がかかることが期間の長くなる理由です。
「信用情報」は、クレジットカードの支払いやローンの借り入れなど、個人の金銭取引をまとめたものです。これまでの借入額や返済履歴が確認できるほか、自己破産や債務整理、返済の遅れや滞納による強制解約など金融事故の情報もチェックでき、信用情報に問題があると審査を通るのが難しくなります。
仮審査での信用情報の取り扱いは、マイカーローンの種類により異なります。銀行や信用金庫などの金融機関が提供する「銀行系ローン」では確認する場合が多いのに対し、自動車の販売店(ディーラー)と提携した信販会社が提供する「ディーラーローン」では、確認することは少ないです。
一方本審査では、銀行系ローン、ディーラーローンともに信用情報の履歴を確認します。
信用情報には、借り入れや返済などの情報以外に開示や審査結果なども登録されます。
仮審査では、仮審査を受けた履歴は残りますが、審査結果までは残りません。また仮審査を複数回受けても、本審査には影響ありません。
本審査では、審査を受けた履歴だけでなく審査結果も登録されます。審査に何度も落ちた記録があると返済能力を疑われ、ほかのローンも借入しにくくなるため注意が必要です。
マイカーローンの仮審査は、必ずしも受ける必要はありません。また仮審査に通っても、本審査に通る保証はありません。
それでは、どうして仮審査があるのでしょうか。その理由をメリット・デメリットで見ていきましょう。
仮審査は書類の提出が不要なうえに比較的短時間で結果がわかるため、借り入れ可能かどうかを気軽に調べることができます。
また、審査結果が信用情報の履歴に残らないのも大きなメリットです。仮審査に通るまで条件を変えて何度も申し込んだり、同時に複数の金融機関に仮審査を申し込んでも、その後の審査に悪影響を与えずに済みます。
仮審査のデメリットをしいて挙げるなら、多少の手間と時間がかかることです。審査に心配がなく借入先も決まっていれば、仮審査を受けなくても特に問題はありません。
一度に複数の本審査を受けると、お金に困っているのではと判断されて審査結果に影響が出ることがあります。このため複数のマイカーローンを比較検討したい人は、仮審査を利用しましょう。
また、審査に不安のある次のような人も、本審査の前に仮審査を受けたほうが良いでしょう。
仮審査を受ける場合、契約までの一般的な流れは次の図の通りです。
ここからは、仮審査の申し込みから契約までを順序に沿って解説していきます。
購入したい自動車が決まったら、頭金やローンの借入額、返済期間を決定して仮審査に申込みます。ほとんどの金融機関では、店頭だけでなくWebからも申し込み可能です。書類の提出は不要ですが、本審査の目安となるよう正確に申告しましょう。
仮審査の申し込みでは、主に次の項目について申告します。
申告した情報をもとに仮審査がおこなわれます。仮審査に通っても、必ず本審査に進む必要はありません。また、仮審査の結果は多くの場合3ヵ月程度有効なので、他社とじっくり比較検討してから申し込むことも可能です。
借入先を決定したら、必要書類を提出して正式に申し込みます。提出する書類は主に次の3点です。
ほかにも返済に使う口座の通帳や印鑑などが必要です。借入先によっては別の書類が必要なこともあるため、事前に確認しておきましょう。
本審査では、提出書類と申告内容に違いがないか確認し、信用情報とも照らし合わせたうえで融資の可否や融資額などが決まります。
審査が通ったら契約手続きをおこないます。手続き完了後、指定した口座に借入金が振り込まれます。
マイカーローンの審査には、通りやすい人と通りにくい人が存在します。どのようなケースで審査が通りにくいのかを紹介しますので、申し込む際の参考にしてください。
「返済比率」は年収に占める年間返済額の割合で、審査の指標に用いられます。25~35%程度が審査通過の目安とされており、これを超える場合は審査が通りにくくなります。
マイカーローンは返済期間が長いため、途中で支払いが滞ることのないよう安定した収入が重視されます。社会人1年目や転職直後の方などは収入が安定していると言い難いことから、審査の通過は難しくなります。
自営業やアルバイトは正社員に比べると収入が不安定なことから、審査が通りにくかったり、借り入れに制限が出る場合があります。
過去に自己破産や滞納など信用情報の履歴に問題がある場合、審査が通りにくくなります。ローンやクレジットカードだけでなく、奨学金や携帯電話端末の分割払いの滞納なども信用情報に残るため、注意が必要です。
なお、仮審査での信用情報の取り扱いは、金融機関や信販会社ごとに異なります。このため、仮審査を通過しても信用情報の履歴が原因で本審査を通過できないケースもあります。
マイカーローンの仮審査は何度でも申し込めるため、対策してから再度挑戦してみましょう。仮審査に通るために効果的な対策を紹介します。
返済比率の高さが原因と思われる場合は、借入額や返済期間などの条件を見直してみましょう。借入額を下げるには、自動車のランクを下げて購入費用を抑えたり、頭金を多めに用意するのが効果的です。
また可能であれば、返済が滞った場合に本人に代わって債務を引き受ける「保証人」を立てるのもひとつの方法です。勤務年数が少ない方や自営業者、アルバイトなどのの方は、収入の安定した連帯保証人を立てることで審査が通りやすくなります。
審査基準は会社ごとに異なるため、1社落ちても別のマイカーローンなら通る場合もあります。また、ディーラーローンは自動車を担保にしてローンを組む分、銀行系ローンより審査に通りやすい傾向にあります。銀行系ローンの仮審査に通らない場合は、ディーラーローンの利用も検討してみましょう。
ただし、特に中古車を中心に、ディーラーローンは銀行系ローンより金利が高い傾向にあります。返済に影響しないよう、条件を再度見直して申し込むことをおすすめします。
他社の借入金は審査に影響し、審査が通らなかったり借り入れに制限が出ることがあります。このため、完済可能なカードローンなどがあれば、完済してから再度申し込むと良いでしょう。また、クレジットカードのキャッシング枠も借入可能額に影響することがあります。使っていないクレジットカードがあれば、この機会に解約するのもおすすめです。
仮審査はマイカーローンの利用に必須ではありません。しかし、審査を通らなくても信用情報の履歴に結果が残らないというメリットがあるため、審査に不安のある方はぜひ利用してみましょう。
また、同時に複数の金融機関に仮審査を申し込むこともできるので、仮審査を活用して、有利な条件で契約できるマイカーローンを探してみてはいかがでしょうか。
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