ショッピングを利用する際に、気づいたら予算よりも多めに利用してしまうことってありますよね。最近ではWEBやアプリでカードの利用履歴が確認できるようになっているので、引き落とし日前に次回の請求額を知ることができます。
思っていたより金額が大きくなってしまった場合、どのように対処するのがよいでしょうか。
この記事を監修する専門家
有限会社ライフドアーズ ファイナンシャルプランナー
谷間 志帆(タニマ シホ)
AFP(日本FP協会) 2級FP技能士(国家資格) 証券外務員資格1種(株式、債券、投資信託販売資格) DCマイスター(DCマイスター協会) 住宅ローンアドバイザー 相続知財鑑定士(相続知財鑑定士協会)
北海道出身。前職は国内生命保険会社勤務。
札幌を中心に各地で生命保険の基礎知識やマネープランの基礎知識をベースとしたマネーセミナーの講師を務める他、資産運用・保険相談などのコンサルティングを行なっている。
『理想のライフプランを実現するために、知っておくべきお金の知識をわかりやすくお伝えします。お気軽にご相談ください!』
クレジットカード支払えない場合のリボ払い
まずは以下2つの手段が常套と言えます。
- リボ払いの切り替え
- 別会社でカードローンを申込み利用する
普段一括払いや2回払いでクレジットカードを利用している人がリボ払いに切り替えたとき、大手クレジットカードであれば以下の金利が発生します。
- 三井住友カードのリボ払い金利:15.0%
- エポスカードのリボ払い金利:15.0%
- 楽天カードのリボ払い金利:15.0%
リボ払いのデメリットとしては、上記のように
一括払いとは違い高い利息が発生してしまうこと。そして
返済が長期化して、なかなか返し終わらないことがあげられます。また、返済が長期化して、何度もリボ払いを利用すると
実際の借入額がどれくらいになったかわからなくなるのも良くありません。
止むを得ない理由で高額なカード払いを利用をする場合は、金利面や心理的な負担を極力少なくするための対策は必須ともいえます。
カードローンの利用理由はクレジットカード返済者が4位と多い
1位:日常の生活費(食費・日用品・公共料金など) 33.5%
2位:レジャー・趣味・娯楽による出費 10.3%
3位:教育・教養・養育費 7.9%
4位:クレジットカードの支払い(引落し)に充当 6.4%
銀行カードローンの利用理由については全国銀行協会から公表されています。
その中でクレジットカードの返済に充当という人は6.4%と全体の4位になっています。
銀行系カードローンの場合、リボ払いより金利が低いプランがある
以上のように、一部の銀行系カードローンであれば、クレジットカードのリボ払いより低い金利の設定になっています。金利の差で考えた時には、これらのカードローンを利用するメリットはあると言えます。
横浜銀行カードローンの広告
出典)横浜銀行
横浜銀行ではこのように
リボ払いからの乗り換えを推奨するような広告を配信しています。特徴として以下のようなものがあります。
- 金利を軽減できる
- 余裕のある時に追加返済すれば、返済総額を減らせる
- 追加返済はネットバンキングや横浜銀行・コンビニのATMで。ご返済の手数料は無料です
その他以下のようなカードローンも、リボ払い平均金利の15%より低い金利で利用できる特徴があります。
- 三井住友カードゴールドローン金利:3.5~9.8%
- 楽天銀行スーパーローン金利:1.9~14.5%
- みずほ銀行カードローン:2.0~14.0%
リボ払いもカードローンも滞納が一番危険
リボ払いもカードローンも最大のリスクは支払いを滞納することです。
アルバイトで生活していて、たまたまその月は勤務時間が短かった場合、予期せぬ出費が発生してしまった場合など。返済が厳しいという状況は起こりえることです。しかし、カード会社はそのような事情は考慮してくれません。
支払いができないと、利用停止や遅延利息金など、契約に基づいたペナルティを負ってしまうことになります。
金利面でいうとリボ払いよりもカードローンのほうがお得です。しかし
クレジットとカードローンを併用すると、それぞれの返済日を気にすることになります。管理面で負担を感じてしまうようであれば、同じクレジットカードでリボ払いだけにするという方法もあるでしょう。
支払いの遅延は何度も繰り返すと、信用情報に傷がついてしまい、次からの借り入れや増額を希望する場合にも悪影響がでてしまいます。
リボ払いの金利負担が苦しい場合は、カードローンを検討して、少しでも支払いを早く少なめに終わらせることをおすすめします。
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クレジットカードの利用が予算を超えた時、リボ払いや別のカードローンの利用を検討する人も多いです。リボ払いでは、三井住友カードや楽天カードなどが一般的に15%の金利を設定していますが、銀行系カードローンは更に低い金利で利用可能な場合もあります。この違いは返済総額に大きく影響するため、選択肢をよく比較し、長期的な返済計画を立てることが重要です。詳細を確認し、より経済的な選択を行いましょう。