2026年05月14日
「月々5万円でアルファードに乗れる」といった広告や案内を見て、残価設定型ローン(通称:残クレ)を利用する人が増えています。
残クレとは、数年後の下取り価格をあらかじめ差し引いてローンを組むことで、月々の支払い負担を抑える仕組みです。一見するとお得に感じられますが、仕組みを十分に理解しないまま契約すると、返却時に想定以上の負担が発生するケースもあります。
この記事では、残クレの仕組みや注意点を整理しながら、自分に合ったローンの選び方についてわかりやすく解説します。
目次

「残クレアルファード問題」は、2025年頃からSNSやYouTubeで大きな話題となった現象です。特に、AIで作成された楽曲動画が拡散されたことで、一気に認知が広がりました。
>「残クレアルファード問題」についての記事はこちら
最近では、人気YouTubeチャンネル「脱・税理士スガワラくん」でも、残クレのメリット・デメリットを解説する動画が注目を集めています。
動画のコメント欄には、「ディーラーに有利な仕組み」「残クレならすぐ買えるのに、現金一括だと納車待ちになる」といった、業界事情に触れた意見も多く見られました。800件以上の「いいね」が付いたコメントもあり、関心の高さがうかがえます。

「脱・税理士スガワラくん」の動画でも話題になっている残クレ(残価設定型ローン)は、数年後の下取り価格(残価)をあらかじめ設定し、その金額を差し引いてローンを組む購入方法です。動画では、600〜800万円クラスのアルファードを例に、残クレの仕組みが紹介されています。アルファードは、購入者の約8割が残クレを利用しているとも言われているそうです。
例えば、800万円のアルファードで残価が500万円に設定された場合、実際にローンとして支払うのは差額の300万円部分になります。そのため、車両価格の全額を分割で支払う通常のカーローンより、月々の返済額を大きく抑えやすい特徴があります。
通常であれば月々15万円前後の支払いになるケースでも、残クレを利用することで月5万円程度まで抑えられることもあります。

一見すると、月々の支払いを抑えられる魅力的な仕組みに見える残クレですが、契約内容が複雑なため、見落としやすいリスクもあります。
残クレは、数年後に車を返却することを前提とした契約です。そのため、走行距離が多すぎたり、傷やへこみが付いたり、タバコやペットのにおいが残っていたりすると、査定額が大きく下がる可能性があります。
例えば、契約時に「残価500万円」と設定されていても、返却時の査定額が200万円だった場合、不足分の300万円を追加で支払わなければならないケースもあります。
アルファードは、本来7〜8人で快適に移動できる大型ミニバンです。しかし、査定額を下げたくないという意識が強くなると、「子どもを乗せて汚されたくない」「友人との遠出を避けたい」と考えてしまう人もいます。
せっかくの大型車なのに、傷や汚れを気にして自由に使えなくなるのは、買ったはずなのにまるでレンタカー状態になってしまいます。
契約満了後に車を返却せず、そのまま乗り続ける場合は、残っている残価部分を再度ローンで支払う形になります。
この際、適用される金利は比較的高めに設定されることが多く、さらに金利は車両価格全体を基準に計算されるケースもあります。そのため、一般的なカーローンより総支払額が高くなりやすい点には注意が必要です。
残クレは、月々の支払い額を低く見せやすいため、購入のハードルを下げやすい特徴があります。そのため、ディーラー側としても提案しやすい販売方法のひとつです。
また、残クレ契約を条件に、納車を優先するケースが話題になることもあります。
もちろん、残クレ自体が悪い仕組みというわけではありません。しかし、月額だけを見るのではなく、「最終的にいくら支払うのか」という総額まで含めて比較することが大切です。

残クレがすべての人に不利というわけではありません。利用スタイルによっては、合理的な選択肢になるケースもあります。たとえば、次のような方には向いているかもしれません。
経営者や個人事業主の場合、車の購入方法によって税務上の扱いが変わるため、一般の個人とは異なる視点で判断する必要があります。
例えば、カーリースを利用する場合は、毎月のリース料を経費として計上できます。その場合、車は会社の資産になりませんが、初期費用を抑えやすく、手元のキャッシュを残しやすいメリットもあります。
一方で、車を購入した場合は、会社の資産として計上することになります。ただし、購入費用を一括で経費にできるわけではありません。普通車の場合は、原則として6年かけて少しずつ経費化していく「減価償却」の処理が必要になります。
このように、資金繰りを重視するならリース、資産形成や利益調整を重視するなら購入が向いているケースがあります。どちらが適しているかは、会社の利益状況や今後の経営方針によって変わってきます。

会社員など、事業を行っていない一般の方の場合は、「経費にできるか」よりも、最終的な支払総額をどれだけ抑えられるかが重要になります。
もちろん、総支払額を最も抑えやすいのは現金一括での購入です。ただし、マイカーローンを活用すれば、手元の資金を残したまま車を購入できます。例えば、残した資金を資産運用に回したり、急な出費への備えとして確保したりできる点は、ローンを活用する大きなメリットです。
残クレとの大きな違いは、車両価格全体に対してローンを組み、5〜10年程度かけて返済していく点にあります。月々の支払いは残クレより高くなりますが、走行距離の制限や返却時の査定を気にする必要はありません。
そのため、長く自由に車へ乗りたい方や、トータルコストを重視したい方には、通常のマイカーローンのほうが向いているケースもあります。なかでも、できるだけ低金利で借りたい場合は、銀行や信用金庫のマイカーローンが有力な選択肢になります。
マイカーローンは、金融機関によって金利や条件が大きく異なります。そのため、少しでも有利な条件で借りたい場合は、複数の銀行を比較することが重要です。
そこで便利なのが「クラウドローン」です。クラウドローンは、一般的なローン比較サイトとは異なり、1回の入力だけで複数の銀行へまとめて事前審査を依頼できる日本初のサービスです。
入力はおよそ3分程度で完了し、身分証や収入証明書の提出は不要です。在籍確認の電話もなく、平日日中であれば最短3時間ほどで審査結果が届くケースもあります。
また、結果はメールで届くため、営業電話がかかってくる心配もありません。すべてオンラインで完結するため、銀行窓口へ行く時間を取りにくい方でも利用しやすいサービスです。
審査を受けるタイミングは、購入の3カ月前がおすすめです。事前審査の有効期間が3カ月あるので、先に借入可能額を把握しておけば、予算感を持って車選びを進められます。
会社や個人事業で使う車は、一般的な銀行のマイカーローンでは対象外となるケースが多くあります。マイカーローンは個人利用向けの商品であり、配送車など事業用途の車両は、事業性融資として設備資金で借りるのが一般的です。
こうしたニーズに対応するため、クラウドローンでは新たに「タスカリ」というサービスを開始しました。事業用車両を購入したい利用者の声から生まれたサービスです。
現在は対応エリアが限られていますが、クラウドローンの申し込み画面で、使い道の選択肢を一番下までスクロールすると案内が表示されます。タスカリや事業性融資の詳細は、別の動画や記事を参照してください。
>「タスカリ」についての記事はこちら
残クレは月々の支払いを抑えやすい一方で、走行距離や査定額を気にしながら乗る必要があり、総支払額が高くなるケースもあります。短期間で乗り換える方には向いていますが、長く自由に乗りたい方には低金利の銀行マイカーローンがおすすめです。クラウドローンなら、複数の銀行をまとめて比較できるため、自分に合ったマイカーローンを効率よく探せます。
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