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2026年入学予定者必見|教育ローン金利が3年で倍近くに上昇?

2026年入学予定のお子さまを持つご家庭にとって、教育ローンを取り巻く環境は大きく変化しています。これまで「国の制度だから安心」と考えられがちだった国の教育ローンも、近年は金利が上昇しており、従来と同じ感覚で申し込むと、返済負担が想定以上になる可能性があります。

この記事では、教育ローンと奨学金の違いを整理したうえで、国の教育ローンと銀行の教育ローンを比較します。最新の金利動向に加え、審査のポイントもわかりやすく解説しますので、教育ローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

教育ローンの種類と基本的な違い

大学や専門学校などの教育資金を準備する方法には、「奨学金」と「教育ローン」があります。

奨学金は学生本人が借主となり、原則として卒業後に返済を開始する仕組みです。保護者が在学中に返済を負担する必要はありませんが、将来の返済は子ども自身が背負う点が、教育ローンとの大きな違いといえます。

一方、教育ローンは保護者が借主となり、在学中から返済が始まります。
教育ローンには「国の教育ローン」と「銀行の教育ローン」があり、いずれも保護者が借主となる点は共通していますが、金利水準や審査基準には違いがあります。
国の教育ローンは公的制度として利用しやすい一方、近年は金利が上昇しています。銀行の教育ローンは審査が厳しい傾向にあるものの、条件次第では、国の教育ローンより低い金利で借りられるケースもあります。

国の教育ローンと銀行の教育ローンの金利の違い

国の教育ローンと銀行の教育ローンは、金利水準には明確な違いがあります。金利の差は返済総額に直結するため、制度のイメージだけで選ぶのは注意が必要です。ここでは具体的な教育ローンを例に、金利の違いを比較していきます。

国の教育ローン

国の教育ローンは借入上限が350万円で、現在の金利は年3.15%となっています。実は、この金利水準は以前と比べて大きく変化しており、2022年時点では年1.65%と、現在のほぼ半分でした。

教育ローンの金利が上がっている背景には、政策金利の引き上げがあります。
国や公庫が教育ローンの資金を用意する際には、国債の発行や公的資金の借り入れなどでお金を調達しています。近年はこうした調達にかかるコストが増えており、その影響が教育ローンの金利にも反映され、上昇傾向が続いています。

2024年には年2.4%だったことを踏まえると、わずか1年で3.15%まで上昇している点は見過ごせません。

それでは、実際にどの程度返済額が増えているのかを確認してみましょう。
2022年に350万円を10年返済で借りた場合と、2025年時点で同じ条件で借りた場合を比較すると、返済額には明確な差が生じています。3年前と比べて、毎月の返済額は約2,380円増加し、総返済額では約28万6,500円多くなります。

物価上昇が続く中で、こうした教育ローンの負担増は、家計に与える影響を慎重に考える必要がある金額といえるでしょう。

銀行の教育ローン

一方、銀行の教育ローンは、条件次第では国の教育ローンよりも低い金利が適用される可能性があります。

例えば、横浜銀行の教育ローンでは、所定の条件を満たした場合、年0.9%からの金利が適用されます。審査結果によっては金利が3%台となるケースもありますが、低い金利が適用されれば、国の教育ローンを下回る水準となります。
なお、この教育ローンは主に東京・神奈川エリアの利用者を対象としています。

また、伊予銀行では、期間限定で固定金利年2.0%から利用できるキャンペーンが実施されることがあります。対応エリアは岡山・広島・福岡など幅広く、地域によっては有力な選択肢となるでしょう。
多くの銀行では、学費の支払いが始まる時期に合わせて、年度末から春先にかけて金利優遇キャンペーンを行う傾向があります。教育ローンを検討する際は、こうした時期にも注目しておくことが重要です。

このように、居住地域の地方銀行や信用金庫まで含めて調べてみると、国の教育ローンよりも有利な条件で借りられる選択肢が見つかる可能性があります

国の教育ローンと銀行ローンの審査基準の違い

金利だけでなく、国の教育ローンと銀行の教育ローンでは、審査の考え方にも違いがあります。公的支援を目的とする国の教育ローンと、信用力を重視する銀行ローンとでは、重視されるポイントが異なるからです。

国の教育ローン

国の教育ローンは、公的支援の性格が強く、教育費の負担が大きい家庭を支えることを目的とした制度です。そのため、一定の年収制限が設けられており、世帯年収がおおむね790万円以内であることが利用条件となります。

審査にあたっては、所得証明書や在学証明書、住民票などの書類提出が求められ、手続きは比較的厳格です。一方で、信用情報については銀行のローンに比べると寛容な傾向があり、過去に借入経験があっても、延滞などの重大な問題がなければ、審査に通るケースもあります。

銀行の教育ローン

銀行の教育ローンは、審査において信用情報を重視する特徴があります。CICなどの信用情報機関に登録されている内容が確認され、過去に返済の滞納がある場合や、すでに複数の借入がある場合には、否決される可能性が高くなります。

国の教育ローンと違って、所得制限は設けられておらず、むしろ一定以上の年収や安定した勤続年数が求められるのが一般的です。また、他社借入の状況やクレジットカードの利用実績なども含めて、総合的に判断されます。

条件が良いほど審査に通りやすくなり、その結果、低い金利が適用されるなど、有利な条件で借り入れできる可能性が高まります。

低金利の教育ローンを探すならクラウドローンがおすすめ

銀行の教育ローンを検討する際の課題は、「どの銀行で、いくらの金利が適用されるのか」を事前に把握しにくい点にあります。多くの銀行では、実際に申し込むまで適用金利が分からないため、複数のローンを比較しようとすると、大きな手間がかかります。

そこで活用したいのが、クラウドローンです。クラウドローンは、全国の金融機関と連携し、個人向けローンを条件に応じてマッチングするプラットフォームです。1回の事前審査で借入可能額と想定金利を確認できる点が、一般的な比較サイトとの大きな違いといえるでしょう。

クラウドローンでは、銀行の保証会社が事前審査を行うため、事前審査を通過した場合は、本審査に進める可能性が比較的高い点が特徴です。

従来、銀行の教育ローンを比較するには、複数の金融機関を個別に調べて、それぞれに申し込まなければ適用金利が分からず、時間と手間がかかっていました。クラウドローンを利用すれば、1度の入力で複数の銀行ローンをまとめて比較できるため、効率的に条件を確認できます。

教育ローンをクラウドローンで探す場合は、入学金と前期分の学費を合算した金額を借入希望額として入力し、あわせてローン契約を行う保護者の基本情報を登録します。入力内容はシンプルで、所要時間はおおむね3分程度です。平日日中であれば、最短30分ほどで審査結果が届くケースもあり、書類の提出が不要な点も利便性が高いといえるでしょう。

ローンのオファーはメールで届き、提示されたプランのなかから、条件に納得できるローンを選んで契約へ進むことができます。

また、クラウドローンは教育ローンに限らず、マイカーローンやリフォームローン、介護ローンなど、さまざまな資金用途に対応しています。毎月約5,000名が事前審査を利用しており、複数のローンを比較しながら、条件に合った借り入れ先を検討しています。

まとまった資金が必要な場面では、カードローンを利用するのではなく、できるだけ低金利のローンを選ぶことで、長期的な返済負担を抑えることができます。

まとめ

これまで「国の教育ローンは金利が低い」という認識が一般的でしたが、近年は金利が急上昇しており、以前と同じ感覚で申し込むのは注意が必要です。とくに第一子の進学で初めて教育ローンを検討する家庭では、十分に比較しないまま決めてしまうケースも見られます。

国の教育ローンには公的制度ならではの安心感がありますが、金利面では必ずしも最適とは限らない状況です。まずは銀行の教育ローンでどの程度の金利が適用されるのかを確認し、不足分のみを国の教育ローンで補うという考え方も、現実的な選択といえるでしょう。

教育ローンを比較する際には、クラウドローンを利用するのがおすすめです。無料の事前審査で借入可能額や想定金利をまとめて確認できます。今後さらに金利が上昇する可能性もあるため、早めに情報を集めて、無理のない返済計画で教育資金を準備しましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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